トラック競技の日本ナショナルチームは、選手だけでなく、コーチ、通訳、マッサー、メカと様々な人がいる。マイアミ合宿を取材していた所、実はバリスタの存在も明らかに!脇本雄太選手が淹れる珈琲が“WAKIBUCKS”としてチーム内で愛されていたのだ。
コミュニケーション手段の一つ
コーヒーを作る際のこだわりは?
まずは豆から挽くことは絶対ですね。そのあと、始めにちょっとお湯を入れ、15秒ほど蒸らします。蒸らすとちょっと味が濃くなるんですよ。蒸らすというのは全体の粉を濡らして、そして待つことですね。蓋をするわけではありません。待ってから次のお湯を足していった方が味が出易いんですよ。
豆はフレンチローストが、濃い方が僕は好きですね。酸味が濃いのは好きではないです。
お湯を入れる物なども揃えていますか?
競輪場にはコレ(電子ケトル)を持っていってます。豆とコーヒーミルも欠かせません。
コーヒーにこだわってますね。さすが日本チームのバリスタ!何故バリスタになったのでしょうか?
ワキバックスを始めた理由ですか?単に落ち着く何かをしたかったんです。
いつからやっているのでしょうか?
2年位前からでしょうか。コーヒーを淹れていると、皆が「欲しい」って来てくれるんですよ。そうすると会話が始まるじゃないですか?自分にとってはコミュニケーション手段の一つでもあります。コーヒーを飲みながら何でもない会話が弾むんで。
喫煙所でタバコを吸いながら喋る人たちのようなイメージですか?
その通りです。
ではこのコーヒーミルや他の用具は脇本選手しか使っていないわけですね?
皆これを使っています。「借りるよー」「どーぞー」って感じです。
水へのこだわりは?
そこまでやってたらさすがに・・・・・・(笑)
あとは水出しコーヒーもやってますよ。
??水出し?(筆者は知らず)アイスコーヒーのこと?
全然違います。お湯で抽出せずに水から作るやり方のコーヒーです。
それだと美味しくできないのでは?
そう思うじゃないですか?それが美味しくできるんですよ。基本的には味が濃いコーヒー豆から轢かないとダメですね。水出しの麦茶とかあるじゃないですか?あれと一緒です。
WAKIBUCKSは選手たちの必需品
と専属バリスタがいろいろと説明してくれました。
地獄のトレーニング(のちほど記事公開予定)の後の美味しいコーヒーは選手たちの必需品となっているようだ。