地元開催で初優勝を遂げた和田健太郎が王者となって締めくくった2020年のKEIRINグランプリ。ナショナルチームの脇本雄太と新田祐大、そして開催直前まで賞金ランキングトップだった松浦悠士、年内最後のGIを制して勢いに乗る地元の郡司浩平など、その顔触れは正にトップを決めるためのメンバーだった。

この中には唯一『グランプリ2連覇』が可能な男、2019年の王者、佐藤慎太郎も名を連ねていた。2019年の王者は今回のレースをどう感じたのか。

「誰が勝ってもおかしくないレースでしたし、ワンチャンス掴めそうな位置にはいたので悔しいといえば悔しいです。もうワンテンポ早く踏めばトップまで行けたかな、とか・・・悔しさはありますが、実力のある9人の中で3着だったので、良しと考えるしかないですね。また来年に向けて頑張るしかないです」

前回大会の王者ともなると、その忙しさは郡を抜く。KEIRINグランプリ直前には我々の『More CADENCE the MOVIE 3』や、ドキュメンタリー番組にも出演するなど大忙しであった。

それこもこれも、全ては”競輪を盛り上げる為”。現在44歳の佐藤慎太郎は「一年一年が最後になるかもしれない」と全てに全力で取り組んできた。

いつ弱くなるかわからない

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