ゴールデンキャップ吉川、順当に決勝

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ナショナルチーム候補生インタビュー

窪木一茂

初日は緊張をしていました。2日目の今日は良いレースが出来たなと思っています。

先週の記録会において、1kmタイトライアルで良いタイムを出すことが出来て自信がつき、今回のレースでは決勝に上る事も出来ました。

決勝では積極的に行こうと考えていたので、先行も考えていました。結果は付いて来ませんでしたが、初めて味わった決勝の緊張感は、すごく楽しめました。あの緊張感はトラック競技で国際大会に出る時の緊張感とも全く違います。2〜3分の勝負事なので競輪の方が緊張しますね。自分に競輪の経験が無いからという事もありますが。

第2回のトーナメント競走へ向けてはダッシュが課題です…やっぱり…ダッシュなんですよね……。今日の決勝も、自分は先頭で、ラスト1周を切ってから皆が腰を上げていく所で自分から仕掛けていけたらと思いますし。

長いレースはこの中では得意な方だと思うので、やっぱりダッシュは課題として残っています。

吉川美穂

1日目の予選から決勝まで、1着-2着-1着-2着という結果で終わりました。2日目の1回戦ではS(スタート直後に先頭位置を取る)からの先行をし、それで1着を穫れたという事が良かったなと思います。反面的に決勝では出遅れてしまい、結果として消極的なレースになってしまったのが反省点です。

内側が空いているのに「行って良いのかな?いやダメかな…?」と悩んでしまいました。即判断し動いていける様になっていきたいです。

新村穣

今回のトーナメント競走は特別に思うことなく、普段の競走訓練と同様に「自分の力を出し切る」事を意識して臨みました。

初日の予選では2レースとも先行しましたが、結果が悪く2日目は一般戦へ回りました。競走訓練が始まってから、自分でも「競輪が上手くないな」と感じてはいます。他の強い候補生たちと一緒に走ると脚力にも差があるなとも感じています。仕掛け所であったり、力の出し所というものを全然理解しないままレースへ突入してしまったので、これは「マズいぞ」と感じていました。

養成所生活は残り約2ヶ月半と、あっという間です。

自分がどういうタイプの選手か?と言われると、自分ではあまりわからないのですが、周囲からは「地脚(長い距離を踏める)がある」とは言われます。現役の競輪選手で近いタイプと言われると…同県の先輩である松井宏祐さんでしょうか。GⅠ決勝(11月に行われた競輪祭)でも2周目からずっと前で風切って走ってましたし。脇本(雄太)さんも、よく残り1周半からずっと前で走っているイメージがあります。そういったイメージを自分の中でも持ちたいなと思って常日頃レースしています。

第2回は250m(JKA250)で行われます。次回のトーナメント競走へ向けて…と限らない話ですが「こういう走りをしたい」といった目標が自分の中ではっきりして来ているので、目標へ近づけるように日々修正しつつ練習を重ねていきます。