1/8決勝、河端が余裕の勝利

1/8決勝では河端がメイ(ドイツ)と対戦。余裕のあるレースで下し、1/4決勝へ進出を決めた。

一方、脇本の対戦相手はベスト4入りの経験を持つ、強豪バレッテ(カナダ)。ゆっくりと先行するが、一瞬の隙きを突かれてインに入られ、先行を許してしまい、敗退。

河端、脇本を破ったバレッテと対戦、1/4決勝

1/4決勝からは2本先取の勝負となる。河端は脇本を破ったバレッテと対戦。河端は1本目を後方から上手くバレッテをかわし先行し見事に1本先取。次の2本目でも同じく先行し逃げ切ろうとするも、終盤バレッテが猛追。ゴール前は際どい勝負となったが、僅差の勝利で2本先取し、準決勝へと駒を進めた。

準決勝は河端vsドミトリエフ

河端が準決勝で対戦する相手は、日本の競輪でもドミちゃんの愛称で親しまれている、予選1位のドミトリエフ(ロシア)。スタート後は後方からチャンスを伺い、残り1周半を前に内側から前に出て一気に加速し、そのままスプリント勝負へ。しかし最後の半周あたりで捕らえられてしまい、ドミトリエフに1本目を許してしまう。

2本目は河端が先行。ゆっくりとスピードを上げていき、ドミトリエフが河端を常に見つめながらレースは進む。最後の2周を過ぎると河端が加速。しかしドミトリエフがしっかりと河端を捕らえて最終3コーナーあたりで前に出ると、そのままフィニッシュ。このレースを2本先取したドミトリエフは決勝へ進出。河端は3位決定戦へと進み、ビノクロフ(ウクライナ)と銅メダルを賭けて戦うことになった。

ビノクロフと銅メダルを争う

3位決定戦ではビノクロフを相手に、河端の先行でレースが始まる。レースは準決勝でのドミトリエフ戦のようにゆっくりと進む。少しずつスピードを上げて最後の1周には河端が先行して入る。それを追うビノクロフは2コーナーを抜けると一気に加速。そのまま河端に並びかけて、最後のストレートへ入った。河端はここで粘りきれず、僅差でビノクロフに1本目を許してしまう。

2本目も同じように最終的には河端が先行したが、ビノクロフに差し切られてしまい銅メダルを逃し、男子スプリントの最終成績を4位で終えた。

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