日本競輪選手養成所・・・・・・・旧日本競輪学校として70年の歴史を誇り、今もなお日本の競輪選手を輩出し続けている伊豆の養成機関だ。

噂では「相当厳しい場所」だとか「軍隊のよう」だと聞くが、果たしてどんな場所なのか。その場所で過ごすということはどういうことなのか。いま正に現地で生活をし、1回目の記録会で見事120回生唯一のゴールデンキャップ獲得となった吉川美穂候補生が生の文章で生活の様子を伝えてくれた。

さぞかし活き活きと生活を送っている・・・・・・と思ったら、実は厳しい時も過ごしていたことが我々の文通により判明したぞ!

これまでベールに隠されてきた日本競輪学校養成所の生活の様子をMore CADENCEが吉川候補生からの文通を基に皆様にお届けします。

【初日】

さて。ニンテンドーSwitch(あつまれどうぶつの森)を沢田に託して入所致しました。綺麗なお花を咲かせてくれますように。

入所前にトラブル発生で、入門時に熱を測ったらまさかの37℃!興奮していた模様です(再度測ったら36.3℃でした)。

部屋に荷物を運び、携帯も預け、、、、、何もすることがなくソワソワ(笑)支給された(購入した)ジャージを合わせたりしている内に初めての夕食

コロナ対策で間隔を空けての夕食は話すこともできず、少し寂しかったが仕方ない!ビーフシチュー、ツナサラダ、魚(鰆?)の揚げ物、黄桃ゼリー、オレンジ、牛乳と給食を思い出しました。懐かしい!

そして荷物に名前を書く作業。皆と共同生活、自分の物がすぐ分かるように荷物全てに名前を書きます(鉛筆一本にも)。あと、候補生番号も書くのですが、人生初の1番で少し嬉しいです。

とにかく、この紙が素晴らしく、何とも言えない雰囲気を醸し出している。暗闇の中で吉川候補生がこの手紙を書いていると思うと涙がにじみ出て・・・・・こないが、そのような情景を想像してしまうのは、私だけではないだろう。

ちなみに文中の「沢田」は沢田桂太郎選手。吉川候補生が入所直前インタビューでも「ゲームできなくなるのが辛い・・・」とこぼしていた「あつまれ どうぶつの森」を預かっているようです。

※以前のインタビュー記事はこちら※

沢田桂太郎

ここからは以後およそ2週間分の文通内容をそのままお届けします。

ソーシャルディスタンスだるまさんが転んだ、毛虫まみれ・・・波乱万丈養成所生活

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