2020年5月5日(火・祝)〜10日(日)にかけて静岡競輪場で開催される『日本選手権競輪(GⅠ)』通称『競輪ダービー』。年末のグランプリへの出場者を決める6つのGⅠレースの内の1つで、ただでさえそうそうたるメンツが揃うレースだが、オリンピックが延期になったことでトラック競技ナショナルチームの選手も多数参戦する運びに。
本記事ではダービーに向け、昨年の覇者である脇本雄太をはじめとした、このレースに出場するナショナルチーム所属の選手6人をまとめてご紹介していく。
脇本雄太(わきもと・ゆうた)プロフィール
1989年3月21日生まれ、福井県出身。チームブリヂストンサイクリング所属。トラック競技日本ナショナルチームの一員として国際大会で活躍。2020年2月末に開催されたUCIトラック世界選手権ケイリンでは銀メダルを獲得した。
競輪でも大活躍
2019年3月に行われたウィナーズカップでは優勝、昨年の日本選手権競輪(競輪ダービー)ではGⅠレース史上21年ぶりの完全優勝(出走レース全1着勝利)。これらの華々しい成績のインパクトで、競技との両立で競輪への出走が少ないにもかかわらず、2019年のファン人気投票では1位を獲得している。
競輪ダービーで優勝したことで、1年の締めくくりに行われるビッグレース・KEIRINグランプリ2019への出場権も獲得。グランプリでは2着で終わり悔しい思いをしたが、グランプリぶりにナショナルメンバーやS級S班の集まるこのレースで雪辱を晴らせるか?
KEIRINグランプリ2019、佐藤慎太郎が最年長で初優勝・賞金1億円を獲得、脇本雄太2着・新田祐大4着/KEIRINグランプリ2019
名物、ワキバックス
また、コーヒー好きの一面も。ナショナルチームの合宿や競輪の検車場では持ち込んだ豆でコーヒーを淹れ、仲間に振舞う姿も度々目撃されている。
More CADENCEではこれをワキバックスと呼んでいる。
競技で、そして競輪でその実力を示している脇本雄太。ここで勝利すれば昨年の完全優勝に続く連覇となる。タイトルホルダーとして挑む脇本の競輪ダービーに注目だ。
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