東京を含む7都府県で緊急事態宣言が出され、未だ収束も見えぬ不安へ包まれる中、4月9日にJCF(日本自転車競技連盟)の佐久間会長が『自転車を愛するみなさまへ』と題した声明を発表。「積極的な外出を推奨は出来ないが」としつつも、適度な運動のために自転車へ乗る際の留意点を挙げた。

JCFリリース『自転車を愛するみなさまへ』

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために非常事態が宣言される事となり、本連盟においても当面の間の主催競技大会を中止することとしております。

また、自転車を愛するみなさまにおかれても学校や会社に出向くことすらままならない状況で、閉塞感を感じている方も多いと推測します。

このような状況において自転車に乗ることは、心身の健康を保つために大変有効な手段であると思います。

本来、自転車は屋外で楽しむもので、このような事態の中で積極的な外出を推奨することはできませんが、適度な運動のために自転車に乗る場合は、以下の点を留意していただきたいと思います。

・身体に不調を感じている方は、自転車に乗ることは控える。
・いわゆる3密(密閉空間・密集場所・密接場所)は避ける。
・自転車の整備や交通安全に気を付け、事故を起こさないようにする。

末筆になりましたが、感染された方々の一刻も早い回復と、この事態が早期に終息することを切にお祈り申し上げます。

2020年4月9日

公益財団法人日本自転車競技連盟

会長 佐久間重光