ロードレース/タイムトライアル世界選手権

【2002年】ゾルダー・ベルギー

終盤まで人数を残していたイタリアがレースを支配。そのイタリアの完璧なトレインから発射した名スプリンター、マリオ・チッポリーニ(イタリア)が集団のスプリントを制し、世界選手権初優勝を飾った見応えのある一戦。

男子ジュニア個人タイムトライアルでは若かりし頃のビンツェンツォ・ニバリ(イタリア)も登場。

【2004年】ヴェローナ・イタリア

終盤に残った17人の小集団によるスプリントを、オスカル・フレイレ(スペイン)が制する。当時はエディ・メルクス(ベルギー)と並び、史上2人目となる世界選手権を3回制覇の偉業を達成。因みに3人目は2015〜17年の世界選手権を3連覇したペテル・サガン(スロバキア)

女子エリートを制したユーディト・アルント(ドイツ)はトラック競技でも活躍し、1997年には個人パシュートにて世界王者にも輝くなどロード・トラックの両方で世界一を経験している。2012年に個人タイムトライアルで世界一に輝いた後に引退。

【2005年】マドリッド・スペイン

アレクサンドロ・ヴィノクロフ(カザフスタン)やパオロ・ベッティーニ(イタリア)ら率いる生成グループが終盤まで逃げ続けるも、同年にパリ〜ルーベを始めとするレースを制してきた絶好調のトム・ボーネン(ベルギー)が凄まじい勢いで集団スプリントを制した。2位にはアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)の姿も。

男子エリート個人タイムトライアルはファビアン・カンチェラーラ(スイス)が銅メダルを獲得。翌年からはカンチェラーラが大きく名を挙げるようになる。