ヤンググランプリ レース直前

ヤンググランプリ出場選手たちはレース用のジャージに着替えて、いよいよ硬い表情に。

河合佑弥

松井宏佑

こわばった表情の選手が多い中、穏やかな表情で廊下に貼られた写真を見ながら選手控え室へ向かう、藤根選手を写真に収めた。

藤根俊貴

立川競輪場の検車場の廊下には、過去に立川で行われたグランプリのゴール写真が飾られている。KEIRINグランプリ始まりの地であり、グランプリ開催回数最多の立川ならではの光景だ。

実は筆者が今回撮った写真の中で、1番気に入っているのはこの写真。いつか自分がここに飾られることを思い描いているのだろうか。それとも過去の勝者たちに思いを馳せているのだろうか。

響くのは音ばかり 出走直前、敢闘門

そして出走直前。戦支度を済ませた選手たちが敢闘門の前に集まる。立川競輪場は建物の構造上、我々が立ち入る事の出来るエリアから敢闘門前に並ぶ様子をカメラに収めることはできない。時折見え隠れする選手たちの表情を伺うだけだ。

敢闘門が開き、検車場には冷たい風と歓声が流れ込む。「ッシャア!!!」と叫ぶ声と、己の体を強く叩く音を残し、若き選手たちは戦いへと赴いていった。

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