11月10日はイギリス・グラスゴーで『2019-2020トラックワールドカップ第2戦』最終日に女子スプリントが行われた。前日のケイリンで落車し、タイトル獲得を逃したリー・ワイジー(李慧詩:香港)が圧倒的な強さを見せて優勝。日本の太田りゆは1回戦でロリーヌ・ファンリーセンへ破れ敗退。
スプリントの勝ち上がり/ルール
予選:200mFTT(助走をつけた200mタイムトライアル)→1回戦→2回戦→準々決勝→準決勝→決勝/3位決定戦という形でレースが進む。
予選はタイムトライアル、その後は1対1で3周を先着した選手が勝ちあがる。準決勝までは1本先取で勝ち抜け。その後は3本勝負の2本先取でトーナメントが行われる。
予選
この種目に出場したのは41人。現世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)、3月の世界選手権で3位だったマチルド・グロ(フランス)、など、世界のトップを争う選手たちを始め、各国から強豪が集った。日本からは第1戦で23位だった太田りゆが出場。
全体の19番目に出走した太田のタイムは11秒204で24位。
予選トップは欧州選手権でこの種目の3位となったリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)で10秒669。
世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)は前日のケイリンで落車した影響があるのか10秒758で4位となった。
1回戦
太田は1回戦で、予選9位のロリーヌ・ファンリーセン(BEAT Cycling Club/オランダ)と対戦。
前にファンリーセン、後ろに太田で進むレース。
ゆっくりと進みながら位置関係を変えずにラスト1周へ入り、両者がスプリント体制へ。太田は外から攻めるもファンリーセンに並ぶことは出来ずに2着で1回戦での敗退が決定。今大会の最終順位は24位となった。