クリス・ボードマンの意志を継ぐ
Lotus社によるイギリスナショナルチームへのオリンピック専用バイクの開発は今回で2度目。1992年バルセロナオリンピックの為に開発した「Lotus Type 108」は、クリス・ボードマン(イギリス)の個人パシュート金メダル獲得にも大きく貢献した。当時の奇抜な形状の自転車は、後に1996年のアワーレコード更新も達成。
Lotus type 108 aux petits soins #Lotus @Lotus110Club @lotuscars @ClubLotusFrance pic.twitter.com/2wK0ngmlIJ
— Club Lotus France (@ClubLotusFrance) July 26, 2019
選手たちはテスト走行を終え、11月1日〜3日開催の2019-2020 UCIトラックワールドカップ第1戦から実戦投入された。
Some of the team have been lucky enough to get there hands on the bike already! 🚴🙌@Ed_Clancy@EthanVernon22
👀Story 👉 https://t.co/vYefmTD1yK@Hopetech and @lotuscars 🙌#LotusEngineering #HopeTech pic.twitter.com/DQ0Qdhacl8
— British Cycling (@BritishCycling) October 30, 2019
進化する機材たち
2017年、アメリカの自転車メーカー「FELT」が開発したトラックバイク「TA FRD」は、車体の左側に駆動系パーツを備える奇抜な形状から当時様々な批評があったものの、2017年UCIトラック世界選手権女子チームパシュートで優勝。
The USA Women's pursuit squad captured gold at the UCI Track World Championship! Learn about their TA FRD bikes at https://t.co/O5wC9zDR6H! https://t.co/xTxANhYzpF
— Felt Bicycles (@FeltBicycles) April 13, 2017
更には2018年世界選手権でもクロエ・ダイガード(アメリカ)が個人パシュートで世界記録を更新し、機材の重要性が目立つ結果となった。
そして日本のブリヂストンサイクル株式会社も東京オリンピックへ向けたトラックバイクを開発。東京オリンピックメダル獲得に向け、日本ナショナルチームへの機材提供も行なっている。
選手の競技力向上だけでなく、最新機材の投入もメダル獲得への一歩なのかもしれない。
文章参考:Best of British join forces with British cycling for Olympic Track bike