本戦

1回戦からは1対1の対戦方式。新田は先日の伊豆ベロドロームで行われたトラックパーティーでも対戦をした、グレッツァー(オーストラリア)が相手。脇本はヤクシェフスキ(ロシア)、そして河端はジェリンスキ(ポーランド)が相手である。

まずは新田がグレッツァーと対戦。途中まで先行した新田だったが、グレッツァーにかわされ1回戦敗退となった。

2017-2018トラックワールドカップ第1戦

新田祐大 VS マシュー・グレッツァー

2017-2018トラックワールドカップ第1戦

新田祐大 VS マシュー・グレッツァー

続く脇本はヤクシェフスキ(ロシア)と対戦。相手の後方からスピードを上げて前をかわそうとするものの、追い抜くことは適わず1回戦敗退。

そして残ったのは河端。河端は開催国ポーランドのジェリンスキに対して先行。追随を許さず1回戦突破。

しかし、2回戦はそのわずか約20分後。河端の対戦相手は予選トップ通過のラブレイセン(オランダ)。河端は1回戦と同じく先行を試みるも、最後の1周で横に並ばれ、フィニッシュはラブレイセンに先を許す形となった。

日本勢の最終結果は、新田と脇本が1回戦敗退、河端は2回戦敗退である。

男子スプリント決勝

男子スプリント、決勝は新田を下したグレッツァーとルディク(ポーランド)の対決である。準々決勝からは、2本先に勝った方が勝利の3本勝負制。

直前の準決勝では、グレッツァーが河端を下したラブレイセンと僅差の勝負を繰り広げて、3本走って決勝進出。一方のルディクはドーキンス(ニュージーランド)に連勝しており、2本で勝ちあがっている。

決勝で初対決となる両者の勝負は、グレッツァーが積極的に先行し、巧みなラインコントロールでルディクを前に出さず、2本連続で勝負を制し、新シーズンのワールドカップ初戦を優勝で飾った。

優勝、マシュー・グレッツァー選手のコメント

準決勝は決勝と思って戦いました。全力でしたね。

決勝は知らない相手だったので、基本へ立ち戻り、自分のレースができるよう、前でしっかりと牽制しながら上手く走れたと思います。マンチェスター(第2戦)でも走るので、また活躍したいです。

河端朋之選手のコメント

200m予選のタイムですが、9秒台だったのでよかったです。タイムが上がって、コンスタントに9秒台が出せるようになったのは良かったと思います。

ただ、まだまだ走りながら改善点が見つかるくらいですね。前のシーズンでは予選落ちだったり、ぎりぎり予選通過で最も強い人と当たって1回戦敗退だったので、進歩は感じています。

ケイリンも出てみたかったですね。マンチェスターでは出れると思います。

男子スプリント 決勝結果

順位 チーム 名前
1 オーストラリア GLAETZER Matthew
2 ポーランド RUDYK Mateusz
3 ニュージーランド DAWKINS Edward
4 オランダ LAVREYSEN Harrie

大会公式リザルト(PDF)

Photo & Text : Mizuki Ida