9月14日、日本競輪選手養成所内『JKA250』で開催された『第88回 全日本自転車競技選手権大会 トラック・レース(2019全日本トラック)』男子エリート スプリントは、河端朋之が優勝。

勝ち上がり方式

予選(200mタイムトライアル)→準々決勝→準決勝→決勝

予選(200mタイムトライアル)

ナショナルチームからは脇本雄太深谷知広新田祐大河端朋之雨谷一樹松井宏佑新山響平が出走した。

予選タイム上位8人が準々決勝へ進出。上位8人のタイムは以下の通り。(順位通り)

名前 所属 タイム
河端朋之 JPC 9.725秒
深谷知広 Dream Seeker Racing Team 9.819秒
新田祐大 Dream Seeker Racing Team 9.862秒
脇本雄太 JPC 9.950秒
新山響平 JPCU青森1 9.986秒
雨谷一樹 JPC 10.012秒
小原佑太 JPCA青森2 10.093秒
高橋晋也 JPCU福島 10.124秒

なお2018年に深谷知広による大会記録(9.839秒)を、河端朋之と深谷知広が更新している。

予選 リザルト

準々決勝

組み合わせと結果は以下の通り

1組 河端朋之
高橋晋也
2組 深谷知広
小原佑太
3組 新田祐大
雨谷一樹
4組 脇本雄太
新山響平

準々決勝 リザルト

準決勝

組み合わせと結果は以下の通り

1組 河端朋之
脇本雄太

1本目、脇本雄太が外側でスタート。途中脇本が内側をすくって先行するも、河端は外側への展開へ切り替え脇本を捲り切って勝つ。

2本目は河端が外側でスタート。脇本先頭のまま迎えた2周目3コーナーで、河端が外側から仕掛ける。最終周に入ったところで脇本に並んだ河端が最終1コーナーから差を広げ、そのまま逃げ切って決勝への切符を得た。

2組 新田祐大
深谷知広

1本目は深谷が外側。やや車間を広く取り1周を落ちついて終える。2周目1コーナーから新田が仕掛けラスト1周のホームに入ると深谷が先行する。しかし最終4コーナー付近で新田が並びかけると、新田が先着し、まずは1本目を得る。

2本目はスタートからスローペースのまま1周目を終えると深谷がスタンディングで止まり、新田が先行する形に。そこからのテンポの良いレースになると、3コーナーで後方の深谷が仕掛ける。ラスト1周のスプリント合戦は外側から伸びる深谷に対し、粘った新田が僅差で勝利。ストレートで深谷を下した新田が決勝へと駒を進めた。

準決勝 リザルト

決勝(河端朋之VS新田祐大)

1本目、河端朋之が先行。バンク内側で位置関係を変えずに1周を終え、2周目へと入る。新田は外への展開を見せつつ内側を攻めるが、これを河端は許すことなく先行し続け、最終周に入ったところから加速。新田は外から捲りにかかるも河端には並べず。河端が1本目を先取した。

2本目、河端朋之が外側からスタート。序盤はお互い止まるか止まらないかのペースで進む。ペースを上げた2周目、前を走る新田が4コーナーで内側を空けると、そこを見逃さず内側から攻めた河端が前に出る形となる。そのまま最終周回を河端が逃げ切って男子スプリントを制した。

3−4位決定戦(深谷知広VS脇本雄太)

脇本雄太を外側にスタートした1本目。2周目半ばから一気にペースを上げて深谷が先行。追いつきたい脇本だったが、加速しきれず深谷に一本目を取られてしまう。

2本目は外側でスタートした深谷知広が脇本雄太の後ろにつく。脇本は1本目とは逆に先行して勝負を仕掛ける。上段にいた深谷がバンクを下るスピードに乗り、脇本を捲ったところでラスト1周。先行した深谷はそのまま先着。ストレートで深谷が脇本を下して3位となった。

男子エリート スプリント リザルト

ハードなトレーニングを緩めずに獲れた1位