『2019ジャパントラックカップⅡ』女子スプリントは現世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩)が貫禄の強さを見せて、前日の女子スプリント/女子ケイリンに引き続き優勝を果たした。

女子スプリントに出場したのは13人。日本からは小林優香太田りゆ山口真未の3人が出場した。

勝ち上がり

予選(200mタイムトライアル)→準々決勝→準決勝→決勝

予選(200mタイムトライアル)

タイム上位8人が準々決勝へ進出。上位8人のタイムは以下の通り

1 リー・ワイジー(李慧詩) HKG 10.700
2 ステファニー・モートン AUS 10.825
3 ケイティー・マーシャン GBR 10.935
4 イ・ヘジン KOR 11.006
5 リー・ホイヤン HKG 11.013
6 小林優香 JPN 11.093
7 シモーナ・クルペツカイテ LTU 11.111
8 カーリー・マカラク AUS 11.166

太田りゆは11.174で9位、山口真未は11.884で12位となり予選敗退。

準々決勝

組み合わせと結果は以下の通り

1組 リー・ワイジー(李慧詩)
 カーリー・マカラク
2組 シモーナ・クルペツカイテ
ステファニー・モートン
3組 ケイティー・マーシャン
小林優香
4組 イ・ヘジン
リー・ホイヤン

準決勝

1組 リー・ワイジー(李慧詩)
 イ・ヘジン

1本目も2本目も先行するイ・ヘジンを最終周回のバックストレッチから一気に追い抜いたリー・ワイジーが決勝へ。

2組 シモーナ・クルペツカイテ
ケイティー・マーシャン

1本目も2本目も3コーナーから4コーナーにかけて先行するマーシャンに並びかけ、クルペツカイテが追い込みで勝負を決めてストレートで決勝進出を決めた。

決勝(リー・ワイジーvsクルペツカイテ)

決勝に進出したのは、前日(23日)でもスプリントを制したリー・ワイジーと、前日スプリント3位だったリトアニアのクルペツカイテ。

世界選の決勝再演!リー・ワイジー(李慧詩)がモートン下す/女子スプリント・2019ジャパントラックカップⅠ

1本目、リー・ワイジーが前、クルペツカイテが後ろで最終周に突入すると、バックストレッチで両者ともにスプリント体制に入る。しかしスピードに勝るリー・ワイジーが前を譲らずに1本目を先取する。

2本目はイン側がクルペツカイテ、アウト側がリー・ワイジーでスタート。ゆっくりと先頭で進むクルペツカイテ。徐々にスピードが上がり、残り1周半を切ると内側の隙を付いてリー・ワイジーがインへと入り込む。インにリー・ワイジー、アウトにクルペツカイテで並走しながら最終周回へ。アウト側からスピードを上げるクルペツカイテだが、リー・ワイジーもイン側でクルペツカイテのスピードにぴったりと合わせて並走を続ける。最終コーナーを抜ける頃にはクルペツカイテが勝負を諦め、リー・ワイジーが先着。

圧倒的な強さを見せつけたリー・ワイジーがストレートでクルペツカイテを下し優勝した。

3位決定戦(マーシャンvsイ・ヘジン)

3位決定戦はケイティー・マーシャン(イギリス)とイ・ヘジン(韓国)。1本目をイ・ヘジンが先取しての2本目。残り1周半の時点で先行体制に入ったイ・ヘジンが逃げ切り、3位となった。