8月23日に静岡県で開催された『2019ジャパントラックカップⅠ』女子スプリント決勝は、直近の世界選手権の決勝を再演するかの如く、世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)がステファニー・モートンを下し、実力の違いを見せて優勝。

勝ち上がり

予選(200mタイムトライアル)→準々決勝→準決勝→決勝

予選

予選200mTTの結果は以下の通りとなり、上位8人が予選通過を果たした。太田りゆ、山口真未は予選敗退となった。

リー・ワイジー(李慧詩)

ステファニー・モートン

カーリー・マカラク

シモーナ・クルペツカイテ

1 リー・ワイジー(李慧詩) HKG 10.638
2 ステファニー・モートン AUS 10.732
3 ケイティー・マーシャン GBR 10.956
4 リー・ホイヤン HKG 11.018
5 シモーナ・クルペツカイテ LTU 11.021
6 カーリー・マカラク AUS 11.115
7 ミグレ・マロザイテ LTU 11.120
8 小林優香 JPN 11.132
9 太田りゆ JPN 11.201
12 山口真未 JPN 11.845

準々決勝

準々決勝(1本のみ)で小林優香は現世界チャンピオンのリー・ワイジーと対戦。これに勝ち上がることが出来ず、敗退が決まった。

リー・ワイジー

Heat1

リー・ワイジー
小林優香

Heat2

ステファニー・モートン
ミグレ・マロザイテ

Heat3

ケイティー・マーシャン
カーリー・マカラク

Heat4

シモーナ・クルペツカイテ
リー・ホイヤン

準決勝

準決勝(ここから2本先取で決勝へ)は以下の組合せで行われた。

Heat1 リー・ワイジー(李慧詩)
シモーナ・クルペツカイテ
Heat2 ステファニー・モートン
ケイティー・マーシャン

Heat1

イン側にクルペツカイテ、アウトにリー・ワイジー(李慧詩)でスタート。クルペツカイテが先頭、後方にリー・ワイジーを常に見ながらゆっくりと進んでいく。残り2周となるところでリー・ワイジーが大きくバンクを上がって様子を伺う。そこから一気に両者の走りが加速していきラスト1周へ。クルペツカイテが前のままで進むが、リー・ワイジーが最終4コーナーで並びかけ、ホームストレッチで追い抜いてフィニッシュ。2本目は逃げるリー・ワイジー、追うクルペツカイテとなるが、先行したリー・ワイジーが相手を寄せ付けず先着。決勝へと駒を進めた。

Heat2

インにマーシャン、アウトにモートンの並びでスタート。予選で10秒台を出した選手同士の対決となった準決勝のHeat2。マーシャンが前で進むが、1周目終了付近でバンクを大きく上がったモートンがバンクを駆け下りながら内側からマーシャンの前に出て、前後が逆転する。

残り1周、第2コーナーまではマーシャンの動きを警戒しながらの走りだったモートンだが、そこからは後ろを見ずにまっしぐらに駆ける。マーシャンは距離を詰めるが前後は変わらず、そのままモートンが先着。2本目はモートンが逃げ切り、こちらも準決勝をストレートで勝ち上がった。

決勝