8月23日に静岡県『JKA250』で開催された「2019ジャパントラックカップⅠ」。女子マディソンはチャイナ・ナショナルトラッククラブの2人が優勝。日本勢は梶原・古山ペアの5位が最上位。メンバーたちは「結果は出なかったが収穫はあった」と語った。
2人で1組となり交代をしながらポイントレース(10周毎にポイント獲得周回があり、1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント(最終周回だけは記載のポイントが2倍獲得できる)その他メインとなる集団を1周追い抜くと20ポイントを獲得)を走るマディソン。
この種目には9チーム18人の選手たちが出場した。トラック80周、距離は20kmで争われ、中国、香港、リトアニア、スペインなどが出場。
日本からは梶原悠未・古山稀絵ペア、中村妃智・鈴木奈央、そして吉川美穂はロペス・ルル(スペイン)とのペアとなって臨んだ。
レースは中国のチャイナ・ナショナルトラッククラブが存在感を発揮し、中盤までに事実上の勝ちを決めてしまうような勢いでポイントを獲得していく。対するは香港とベルギーチームとなり、少ないながらもポイントを獲得し、チャイナ・ナショナルトラッククラブを追いかける展開。しかし中盤までに作った大量リードを守りきったチャイナ・ナショナルトラッククラブが逃げ切り、女子マディソンの優勝を果たした。
尚、日本勢は梶原・古山ペアが5位となり最上位だった。
優勝:チャイナ・ナショナルトラッククラブ 29ポイント
2位:香港 21ポイント
3位:ベルギー 16ポイント
5位:日本ナショナルチーム(梶原・古山) 8ポイント
7位:JPC(中村・鈴木) 2ポイント
8位:LiveGARDEN BiciStelle(吉川・ロペス) 1ポイント
レース後のインタビューでは、このジャパントラックカップの直前に行われたマディソンキャンプ(後日掲載予定)の効果を聞いたところ、それぞれ前向きな発言を聞けたぞ。
梶原・古山ペア:本当にミスは一回もしなかったのでびっくりしました(笑)
鈴木:前のレースよりは上手くいきました。
Q:成果というか、キャンプの内容は活かせましたか?
古山:前よりも余裕を持って走ることは出来ました。交代も速くできましたね。
梶原:成績は付いてきませんでしたが・・・・・・
中村:交代とか単純な技術面ではキャンプの成果を活かせたとは思いますし、今までよりもスピードを伝えての交代は出来たと思います。ただ、自分たちには圧倒的に(マディソン)経験が少ないので、これからだと思っています。
と語ってくれたメンバーたち。話に出てきた直前のマディソンキャンプについては大会後に公開予定です。