バンクリーグとは?
わかり易く記載すれば「ロードレースの選手たちがトラック内で新たなレースを行う」というもの。
MoreCADENCEでは、これまでもバンクリーグの歩みをお伝えしてきた。
いよいよバンクリーグ2019の初開催が8月23日と間近に迫ったため、ここで改めてバンクリーグ独自のルールをおさらいします!これを読めば会場に行ってもすぐにルールが分かっちゃいます!
オリジナルルール「3ポイントゲーム」
バンクリーグは、この企画の中核を担った監督・選手らがテストを重ねて創出した新たな種目、「3ポイントゲーム」で競われる。
勝利条件は「3ポイント先取」
2チームによる対抗戦。1チームは4人構成。ローリングスタートで開始され、隊列が整ったところで号砲の合図でレーススタートとなる。
※ローリングスタート・・・1周を走り、スピードを付けた状態でスタートを行う方法
3周目、5周目、7周目・・・と3周目以降の奇数周を先頭で通過した選手のチームに1ポイントが与えられる。先に3ポイントを獲得したチームの勝利となる。また、ラップされた選手はその時点でレースから除外となる。
※ラップ・・・集団から周回遅れになること
各選手が役割を持ちゲームに臨むため、スピードだけではなくチーム同士の駆け引きも見所のひとつ。そしてレースを余すことなく全て観れることが魅力だろう。シンプルで分かりやすく、接戦が期待されるレースになっている。
また、会場によってバンクの長さや特徴も変わってくるため、開催地によってレース内容に違いが出ることも考えられる。
勝ち上がり方法
バンク「リーグ」は勝ち上がりトーナメント。参加チームを抽選で2つのグループに分け、そのグループ内で総当たりの予選を行う。両グループの1位のチーム同士で決勝戦を行い、優勝が決まる。
1チームは4人構成だがチームメンバーとして6人まで登録可能。1戦ごとにメンバーを変えての勝負も出来るため、入れ替わった選手をチェックすることで、チームとしての狙いも読み取れることになるだろう。
4月の記者発表ではレースとレースの合間にはパフォーマンスもあるとの話も出ていたので、レース観戦のみならずイベントとしても楽しめるはずだ。
ブラッシュアップを積み重ねた、新しいレース
2018年には「5ポイントレース」という名前でテストレースが行われ、1チーム5人だった。しかし今回は1チーム4人という人数に変更されている。運営側からの情報によると、毎回5人を揃えるのは厳しいことと、3人だと大人数の勝負のような”マス感”がないため、4人でのレースに落ち着いたとのことだ。
バンクリーグには「新しいことをしたい」「楽しんでもらいたい」という思いが詰め込まれている。公式ホームページでは「令和生まれのNEW SPORTS」と謳われている。
優勝候補はどのチーム?
2018年の宇都宮競輪場でのテストレースでは、地元・宇都宮ブリッツェンが優勝。
再び宇都宮ブリッツェンが勝つのだろうか?
しかしトラック競技の選手が複数在籍しているチームブリヂストンサイクリングも見逃せない。また、バンクリーグの発起人がゼネラルマネージャーを務めるキナンサイクリングチームも負けられないだろう。
今回のルールで実施するレースは初開催。どこが勝つのかは未知数だ!
バンクリーグレーススケジュール
レース名 | 日程 | 開催地 |
Round1 | 8/23(金) | 名古屋競輪場 |
Round2 | 8/30(金) | 松阪競輪場 |
Round3 | 9/23(月) | 広島競輪場 |
Round4 | 10/21(月) | 宇都宮競輪場 |
出場チーム一覧
日本最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」に出場している国内トップチームが集結。バンクでプロロード選手たちによるレースを観れるこの機会、見逃すのはもったいない!
なお、Roundによって出場チームが異なるため、公式ホームページでご確認を。