ロシア・モスクワで現地6月2日に行われた『GRAND PRIX OF MOSCOW 2019(モスクワGP2019)』女子スプリント。予選から決勝までが行われ、ダリア・シュメレワ(ロシア)が優勝。日本から出場した小林優香は予選200mFTTで昨年の同大会で更新した日本記録と同タイムを記録。さらに2位で表彰台も獲得した。太田りゆはマロザイテに敗れ1回戦敗退。
女子スプリントに出場したのは23人。参加メンバーには前日のケイリンに引き続き世界の強豪たちが顔を揃えた。日本の2人のライバルは2017年の世界選手権チームスプリント金メダルのボイノワ(ロシア)、2019年の500mタイムトライアル世界チャンピオンのシュメレワ(ロシア)、2018年の世界選手権チームスプリント金メダルのグラボッシュ(ドイツ)、2012年の世界選手権、スプリント銀メダリストであるクルペツカイテ(リトアニア)など。
勝ち上がり:予選→1回戦→準々決勝→準決勝(ここから2本勝負)→決勝
決勝(333m×2周)
決勝のカードは小林vsシュメレワ(ロシア)。小林は2010年のケイリン世界チャンピオンでベテランのクルペツカイテを破り、シュメレワは予選トップのタイムを出し、圧倒的なレースで勝ち進み決勝進出を果たした。
1本目
小林が前、シュメレワが後ろでスタート。
1周目は位置関係が変わらず、最終周回へと入ると2コーナーでシュメレワが内側のスペースを突いて前へと出る。ここから先頭でペースを上げるシュメレワに横付けで並走する小林。
しかし前に出ることができないまま3コーナーでは一旦シュメレワの後ろへと入る。最後ストレートへ入り小林が仕掛けるも、かわすことは出来ずにシュメレワが先着した。