原 大智のプロフィール

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2018年2月の平昌冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグルで銅メダルを獲得。2019年世界選手権モーグル/デュアルモーグルにおいても銅メダルを獲得している。

1997年、東京都出身。小学校6年生の頃から競技とおして本格的にモーグルを始め、16歳の時に単身カナダへスキー留学を経験。2018年平昌五輪フリースタイルスキー男子モーグルで銅メダルを獲得し、日本人史上初の冬季五輪におけるフリースタイルスキー男子種目にて表彰台を獲得した。

「競輪選手にならなければ人生が切り開けない」原 大智インタビュー

Q.なぜ競輪界を目指そうと思ったのですか?

5年前から、モーグルナショナルチームのトレーナーより誘いを受けていたことがきっかけです。「甘くない世界だろう」と思い断り続けていましたが、トレーナーから熱心に誘われるうちに、競輪への思いが芽生えてきました。

昨年の8月に現在の師匠である和田圭(宮城・92期)選手を紹介していただいたところ、競輪選手の凄さに圧倒されました。自転車競技の魅力に引き寄せられ、更なる強い想いと共に日本競輪選手養成所を受験しました。

Q.生まれは東京ですが、宮城県所属として走る想いは?

練習場所はのどかですが、競輪で頂点を目指す熱い想いと意気込みを感じる場所で、自分も宮城県から頂点を目指したいと思うようになりました。宮城県では和田師匠を始め、多くの競輪選手や周りの方々にお世話になりました。その想いに答えたい気持ちがあります。

Q.モーグルで培った経験はどう競輪に活かせますか?また、どういった点で競輪に魅力を感じますか?

競輪を始めて日が浅く、まだまだ未熟な点があるので、モーグルから競輪でどのように、どういった筋肉が使われているのかなど、まだ分からない部分が多いです。スピードを出すという面でモーグル同様楽しさを覚えており、スピードを競い合う点に魅力を感じています。

Q.モーグルとの両立や今後の展開は?

モーグルをまだ続けたい気持ちはあります。またモーグルをやらせて頂けるのであれば、トップに戻って来られる自信はあります。ですが、まずは競輪選手にならなければ僕の人生は切り開けないものだと思っているので、今は競輪を頑張りたいです。

金メダルは幼少期からの夢