各国からスピード自慢の26人が参戦した『世界選手権トラック2019』女子500mタイムトライアル(日本からの出場は無し)。去年の優勝者ミリアム・ベルテ(ドイツ)、2017年の優勝者のダリア・シュメレワ
(ロシア)の2強対決が予想されたレースとなった。たった500mかもしれないが全力で、しかも1日2本走るレース。タフネスさが求められる種目だ。
※予選(8人突破)→決勝と進むレース※
予選
タイムはこんな感じで見てもらいたい(注:編集部の見立て&世界レベルの格付けです):
34.5~34.0秒:頑張って
34.0~33.7秒:結構速い
33.7~33.5秒:ハンパない
33.5秒以下:マジハンパない
予選のトップはシュメレワ(ロシア)で33秒554、2位にマカラク(オーストラリア)で33秒556、3位はベルテ(ドイツ)33秒598と大接戦となったトップ3の戦いは決勝へと持ち込まれた。
決勝
決勝は予選からの体力の回復と、ペース作りが重要となる。予選で下位の選手から順番にスタートする決勝、予選を4位で通過したスタリコワ(ウクライナ)が33秒307 と好タイムで暫定トップ。
そして予選のトップ3が出場。
まずは去年のチャンピオン、ベルテが走るとタイムは33秒431とスタリコワを上回ることは出来ず。この時点でスタリコワの3位以上が確定する。
そして予選2位のマカラクが出走。なんとこちらもスタリコワのタイムに及ばず、フィニッシュは33秒419。しかしベルテを上回るタイムだったため、マカラクも3位以内を確定させる。
最終走者のシュメレワ。スタリコワとマカラクが固唾を呑んで待つ中、1周目の250mを暫定トップタイムで通過、そしてフィニッシュタイムも貫禄のスピードで33秒012。圧倒的なタフネス差を見せての優勝となった。
最終結果は
優勝:ダリア・シュメレワ(ロシア)33秒012
2位:オレナ・スタリコワ(ウクライナ)33秒307
3位:カーリー・マカラク(オーストラリア)33秒419