2人1組となってポイントレースを行う「マディソン」。トラック120周、距離25kmで争われる。『世界選手権トラック2019』へ出場したのは計18チーム36人。2018年優勝のイギリスはメンバーを変え、ネア・エバンス&エリナー・バーカーで臨む。

コモンウェルスゲームズを優先し、昨年は世界選手権の出場を見送ったオーストラリアチーム(ジョージア・バーカー&エイミー・キュア)も出場。2017年の世界選手権を制したベルギーチーム(コペツキー&ドール)や2018年の世界選手権で銀メダルを獲得したオランダチーム(キルステン・ウィルト&エイミー・ピータース)がリベンジを狙う中、日本からは梶原悠未&古山稀絵が出場した。

レースは落車が多発。救急搬送される選手が出るなど危険な展開が続いた。

その中、オランダ対オーストラリアといっても過言でないほど、2チームが他を圧倒するパフォーマンスをみせ、次々とポイントを重ねていく。

全12回あるポイント周回のうち9回でポイント獲得したのはオランダとオーストラリア。最終周回を前に6ポイント差(オランダ33ポイント/オーストラリア27ポイント)でオランダがリードする中、逆転をかけてオーストラリアがラストスパート。

しかし最後の最後で届かず3着4ポイント獲得でフィニッシュ。優勝は去年の銀メダルからジャンプアップを果たしたオランダ(33ポイント)、2位はオーストラリア(31ポイント)、3位はデンマーク(24ポイント)という結果となった。

日本チームは0ポイントで11位で終え、初の世界選手権における女子マディソン完走を果たした。

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