いよいよ来週開幕となる2019トラック世界選手権大会。既にさまざまなチームが登録メンバーを発表しているが、オランダチームとして今回出場予定、そして自身が率いるBEAT Cycling Clubでも活躍を続ける“貴公子”ことテオ・ボスのインタビューを紹介したい。

ボスの視点から見た今回の短距離種目の優勝候補たちは誰なのか?世界選手権を前にレジェンドの視点で有力選手たちを予想してもらおうじゃないか!

ケイリンで今1番強いのはブフリ

Q:まずは男子ケイリン。誰が強い?自分自身?日本以外で挙げると?

もちろん自分にもチャンスはあると思うけど、まあワールドカップを見てきたら、やっぱりブフリだよね。あいつが今は1番強いと思うよ。

2018-2019 Tissot UCI Track Cycling World Cup II Men's Keirin Final

僕は勝てるチャンスもあれば1回戦で消える可能性もあるよね。でもそれがケイリンだよ(笑)(マシュー・)グレーツァーも多分調子を合わせてくると思うし、フランス、イギリス、ドイツの選手はいつも要注意だよね。

2018-2019 Tissot UCI Track Cycling World Cup II Men's Sprint Final

マシュー・グレーツァー

Q:ジェイソン・ケニー選手などは?

2018-2019 Tissot UCI Track Cycling World Cup II Men's Keirin Final

ジェイソン・ケニー

彼もコンディションを整えてくるだろうね。でも今年は?と聞かれると優勝候補ってことにはならないと思うよ。来年調子を上げてくるかも。

日本人選手は?

Q:日本はどうかな?

日本に関して言うとブフリを除けば脇本は他の選手と同じレベルに居ると思うよ。新田も同じようなレベルだろうね。パワーが凄いよ。今シーズンの走りで印象的だったのは覚えているね。河端はレースの展開次第かな。皆強いよね。

脇本雄太&河端朋之

脇本雄太&河端朋之

スプリントはオランダ強し