2月16、17日に行われていた埼玉サイクルエキスポ。我々は熱い男たちの闘い、そしてディスクエアロロード特集などお伝えしてきたが、実は本命はこちら。会場へ入って誰もが通る中央に拠点を構えていた、本拠地を埼玉におくブリヂストンサイクルの情報を得るため取材を実施してきた。
ブースにあったのはレガシー…ブリヂストンの自転車競技における功績だった
今回、いきなりの取材に笑顔で対応してくれたのはブリヂストンサイクル、チーム戦略室の宮崎景涼さん。
今回のブース出展の目的を聞いてみると
「今回はTEAM BRIDGESTONブースという形でやらせていただいていて、オリンピック/パラリンピックをサポートしていこうという全体的な弊社の取り組みを見せていく、そういったコンセプトです。皆さんにもっと弊社の行っていることを知ってもらおうと思っています。販売商品ももちろんありますが、展示の主なパートは、アスリートをサポートしている機材、そしてサポートカーなどですね。」
確かに、オリンピック関連の自転車やパネルなどがたくさん。
どれだけブリヂストンが自転車競技と関わってきたかが感じられる作りだ。
「怖くない」電動自動車も展示!
「あとはちょっとオリンピックとは異なる部分ですが、bikke(電動自転車)シリーズですね。弊社の強みとしてはお子様からお年寄りの皆様まで、幅広い層をサポートできるという部分があります。」
今回ラインに並んでいたのはbikke POLAR/bikke MOB/bikke GRIの3台。
MOBとGRIの特徴は前にモーターが付いていてアシストしてくれる点だ。
一般的な電動自転車は、後ろにモーターがあるため、後ろからグッと動く。それに恐怖感・違和感を覚えるという声から、前をモーターで駆動させる形になったそう。両輪に力が働くことで、より自然な形で乗ることができるようになっており、初めて電動自転車に乗る人にはお勧めの商品とのこと。
オリンピック公式パートナーとして
オリンピック/パラリンピックを前面に打ち出した内容となっていたブリヂストンブース。他のブースもそれぞれの持ち味や特徴を出した展示となっていたが、このような内容が可能である点はさすがオリンピック公式パートナーというところか。また、ブリヂストンのようなサポート企業があってこその大会なのだということを改めて理解することができた。
因みに以前、トラックのフレーム開発を自転車競技連盟(JCF)と共同開発するといったニュースがあったことは覚えているだろうか?
そのトラックフレームは展示しないのですか?と聞くと
「まだ何もお答えすることは出来ません」
との返答だった。
折角だから観てみたいと思ったのだが、世界で戦うフレームには秘密も盛沢山?なのだろう。
選手たちが勝つこと優先、知るのは我慢。
そしてブースを去る筆者でした。