女子スクラッチは10km、トラック40周で先着を競うレース。『2018-19トラックワールドカップ第6戦』では22人が出場し、日本からはガールズケイリン選手で、去年の世界選手権では4位の成績を持つ鈴木奈央が出場した。

しかしレースの主役は第5戦の同種目でも優勝したマルティーナ・フィダンザ(イタリア)。去年のイタリアのケイリン種目のチャンピオンである彼女は、短距離でも中距離でも走れる19歳の新星。

レースは決定的な逃げがないままラスト5周へ。

最後の勝負へとスピードが上がっていく中、集団から一歩抜け出したのはフィダンザ。最後はオーストラリアのマーティンとドール(ベルギー)とのスプリント勝負を制し、2大会連続自身2個目のワールドカップ金メダルを獲得した。2位はアレックス・マーティン(オーストラリア)、3位はジョリアン・ドール(ベルギー)。

鈴木は好位置を得ることができず、集団内でのスプリント勝負で前に出ることはできず、この種目を10位で終えた。

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