世界各国から24人が参戦した『2018-19トラックワールドカップ第6戦』女子オムニアム。今大会には昨年の世界選手権でチャンピオンとなったキルステン・ウィルト(オランダ)が参加し注目を集めた。日本からは古山稀絵がエントリー。

4種目で得られる総合ポイントで争われるこの種目だが、3種目を終えて優勝は事実上の2強対決となる。最終種目前に暫定1位は世界チャンピオンのウィルト(116ポイント)で、ここまで3種目を1位/3位/1位で終え安定的な強さを見せる。

対するはベルトン(114ポイント:フランス)で、ここまでを2位/1位/3位で走り、2ポイント差でウィルトを追う。

ウィルトとベルトン、ポイントが拮抗している中で最終種目では厳しい戦いが期待されたが、レースはウィルトがベルトンを上手くマークしつつ、ポイントを加算していく試合巧者ぶりを見せ、周回と時間を重ねいきながらベルトンとのポイント差を広げていく。

残り20周を切ると、ウィルトは持ち点を131ポイントまで増やし、ベルトンは1ポイントも加点できないまま、持ち点を114ポイントとして大きく離されてしまう。


残り10周のポイント周回でもこの点差は変わらないが、最後のポイント周回でも手を抜かないウィルトが更にポイントを加算し、合計を137ポイントまで伸ばして優勝を決めた。2位はポイントを加算することは出来なかったものの、114ポイントでレースを終えたベルトン(フランス)、そして3位にはレース終盤に1周追い抜きをして大量得点を得たマンリー(オーストラリア)が112ポイントで最後の表彰台の座を得た。

日本の古山はこの種目で3ポイントを加算し、合計14ポイントで全体の22位となった。

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