『2018-19トラックワールドカップ第5戦』女子ケイリンに出場したのは18人。これまでに日本のガールズケイリン出場経験を持つ選手が上位に多数進出したレースでもあった。
日本からは出場選手は無し。アジア選手権トラック2019の女子ケイリンで優勝し、アジアの新チャンピオンとなった小林優香は今回世界選手権に向けてトレーニングを行うため、今回のレースには帯同せず。ここまでのワールドカップで進化を見せてきた太田も小林同様の理由で出場しなかった。
レースは地元の期待を背負うナターシャ・ハンセン、そして去年の世界選手権の新たな女王となったニッキー・デグレンデレが決勝進出を逃すことになる波乱含みの展開。
その中で決勝進出を果たしたのは以下の6人。
リー・ワイジー/李慧詩(香港)
マチルド・グロ(フランス)
カーリー・マカラク(オーストラリア)
ウルスラ・ロス(ポーランド)
ケイティー・マーシャン
リュボ・バソワ(ウクライナ)
レースは最後の1周を切るとバソワが加速し、先頭で逃げ切りを狙う。しかし外からマーシャンが最終バックストレートで並び、その外から更にリー・ワイジー(李慧詩)が上がってくる。前の3人に絞られた勝負は最終コーナーを抜けるとリー・ワイジー(李慧詩)とマーシャンの一騎打ちとなる。どちらも自転車を投げてのフィニッシュとなり、ほぼ同時にフィニッシュする。
勝負は判定の結果、僅差でリー・ワイジー(李慧詩)が先着。今シーズンワールドカップのケイリン、スプリントで存在を示していたリー・ワイジー(李慧詩)がケイリンでのシーズン初優勝を遂げる形となった。2位はマーシャン、3位には内側で粘ったバソワが入って表彰台へとあがった。
尚、優勝したリー・ワイジー(李慧詩)は女子スプリントでも今大会優勝しており、25日から行われる地元香港での大会に弾みをつけて大会を後にした。
7-12位決定戦では1着ナターシャ・ハンセン、2着マダリン・ゴドビー、3着ヘレナ・カサス。