世界選手権への出場を懸け臨んだ『アジア選手権トラック2019』男子マディソン。日本代表として出場し、銅メダルを獲得した窪木一茂&橋本英也だが、その表情は晴れやかなものではなかった。
マディソンは2020年の東京オリンピックで新たに採用された種目。これまでに日本はワールドカップへ男子マディソンでの出場をしておらず、アジア選手権で優勝し、大陸王者枠で世界選手権への出場枠を手に入れ、そして世界選手権でポイントを獲得してオリンピック出場へのポイントを稼ぐ必要があった。
しかし試合巧者ぶりを見せ、大差での優勝を果たしたのは韓国。
日本は橋本英也&窪木一茂が出場。表彰台へ届いたものの、目標は達成できず。レース終了直後、我々の元へ駆け寄ってくれた橋本選手がレースの感想を語ってくれた。
最もやられたくない展開
Q:韓国と中国チームにしてやられたという感じでしょうか?
そうですね。僕たちがいたメイン集団では協調してスピードを上げることができなかったですね。
Q:この結果で、マディソンの東京オリンピック出場が厳しくなってきましたか?
ですね。世界選手権に出れないので。ワールドカップは出れるかもしれませんが。
Q:韓国は強かったですか?
強かったですね。100周を超えた辺りでやられた逃げですが、最もやられたくない展開でした。警戒はしていたんですが、前半にポイントを取れるポジションにいたので、ポイントを取っていたら、一番大事なところでタイミングが遅れてしまって・・・・
Q:スプリントラップは橋本選手が担当する形が多かったですが、そのような作戦でしたか?
まあ出来る時はいけるようにしていましたが。
Q:調子はどうだったのでしょうか?
悪くなかったんですが、経験不足だったと思います。
Q:敗因は何でしょう?
韓国に逃げさせてしまったことですね。