7月17日(金)〜20日(月・祝)の4日間、高知競輪場で行われた夏の風物詩、「サマナイ」こと『第22回サマーナイトフェスティバル』。
12R決勝には、前回、前々回と「サマナイ」を制した眞杉匠、2026年度のG1優勝者である古性優作、脇本雄太など、注目の選手が多く出場。結果、吉田拓矢が1着となり、2026年の「夜王」の称号を手にした。
本記事では、決勝のレースレポートをお送りする。
吉田拓矢「決して褒められるようなレースではなかった」
3日目の10R準決勝では、一時的に8番目に下がりながらも、ラスト半周の強烈な捲りで1着となった吉田。
決勝では、終始前方をキープしながらのレース。最後は先頭にいた地元四国勢の犬伏湧也を差しで制した。
自身初のG2優勝となったものの、吉田本人は「褒められたレースではなかった」と複雑な様子。
「(同じ関東ラインの)眞杉選手がスタートで前を取ってくれたのでレース運びがしやすかった」と語る一方で、終盤に関しては「犬伏選手の空けている所に入りたかったが、その隙がなかった」と、関東ラインを引っ張り、積極的に仕掛けられなかったことには不満を滲ませる。
最終的には、犬伏の番手まくりを追走する形から差し切った。
また、吉田同様にフィニッシュでの差しを決めた2着の新田祐大も、自身のレース運びに課題を見出していた。
「単騎であったこと、最初の位置どり(7番手)が不利だったこともあり、難しい展開でした。2着に入ったのは特に狙った走りをしたわけではなく、とにかくがむしゃらに走った」
とレースを振り返った。
関東、関西、四国と3ラインがひしめく中、単騎で見事に2着に入った新田だが、「結果も大事だがプロセスも大事」と、自身に厳しい評価を下した。
他にも、「展開は想定内だったがG1と同じように思い切った動きができなかった」と語る古性優作や、「条件は良かったが無駄な動きをしてしまった」と話す前2大会の覇者、眞杉匠など、それぞれの選手に課題を残した「サマナイ」決勝。
華やかな開催名とは対照的に、決勝は各選手が課題を口にするシビアな一戦となったものの、8月の『第69回オールスター競輪(G1)』へ向けた、重要なステップになったであろう。



