オーストラリア、イギリス、ドイツの活躍
2020年の世界選手権トラックの開催地であるドイツ・ベルリンで行われた『2018-2019トラックワールドカップ第3戦』の幕が閉じた。2000年のオリンピック開催地として立候補のため、1997年に建設されたベルリン・ベロドロームは、1997年と2017年にヨーロッパ選手権トラック、1998年にトラックワールドカップ、1999年にも世界選手権トラックが開催されている。2017年ヨーロッパ選手権トラックの開催へ向け、バンク改修が行われた。
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小林優香
18のナショナルチームとUCIトレードチームがメダルを争い、最も多くのメダルを獲得したチームはオーストラリアであった。オーストラリアは金4つ、銀2つのメダルを獲得。イギリスがそれに続き、金3つ、銀2つのメダルを獲得。開催国のドイツは金1つ、銀3つ、銅2つであった。
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今大会において4名の選手が金メダルを2つ獲得している。そのうちケイティー・アーチボルド(チームパシュート、オムニアム)、ローラ・ケニー(チームパシュート、マディソン)、エミリー・ネルソン(チームパシュート、マディソン)の3名はイギリスチームの選手である。
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左から2人目:ケイティー・アーチボルド、3人目:エミリー・ネルソン、4人目:ローラ・ケニー
男子で唯一金メダル2つを獲得したのは、オーストラリアのサム・ウェルスフォード。チームパシュートとオムニアムで共に優勝を果たした。
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