トラック競技では男子のみの種目、1kmタイムトライアルがドイツ・ベルリンで開催された『2018-2019トラックワールドカップ第3戦』で行われた。出場は全17人、日本人選手の出場は無し。

オリンピック種目ではないが人気の高いこの種目、ルールは単純明快。250mのトラックを4周走り、最速タイムを競う種目だ。予選タイム順で8人が決勝へ勝ち上がりで行われた。

日本の競輪へ今期参加していたテオ・ボス(オランダ/BEAT Cycling Club)、トマシュ・バベク(チェコ)、ジョセフ・トルーマン(イギリス・TIN)など実力者が揃う。

わずか1分の間に全てを出し尽くし、地獄の苦しみを伴うこの種目。決勝へ進出した8人は以下の通り(順位順)。

1:ラファルグ(フランス)
2:アイラース(ドイツ)
3:エングラー(ドイツ・TTB)
4:ボス(オランダ/BEAT Cycling Club)
5:ペデルセン(デンマーク)
6:リグトレー(オランダ)
7:マクセル(ポーランド)
8:バベク(チェコ)

予選1位、ラファルグのタイムが1分00秒657と、決勝では1分切りを果たした選手が表彰台へ上がるのでは?と期待がかかる。

男子1kmTT予選 結果(PDF)

決勝は予選の通過順位が低い選手から1人ずつ走り、最後には予選トップが出てくるという観客を盛り上げる演出が入った順番となっている。

この日、2回目の出走となる選手たち。

まずはバベクが走り、そのタイムを基準にレースは進む。

最後から4番目に出番が回ってきたのはボス(オランダ/BEAT Cycling Club)。序盤こそペースが遅かったものの、トップスピードに乗ってからは持久力の高さを見せて、フィニッシュ。タイムを1分00秒868として、暫定トップタイムを出し、観客が沸いた。

続くドイツ、地元のエングラーはボスのタイムを越えることができず、この時点でボスの表彰台が確定した。

残るは2人。アイラース(ドイツ)がスタートすると1周毎にボスのタイムを更新していく。フィニッシュタイムは1分00秒645と、コンマ2秒の差でボスを上回ることに成功する。

最終走者はラファルグ(フランス)。走り終えたアイラースが走路で結果を待つ中でのスタート。

最初の1周で暫定トップを記録し、次の2周目でも更に加速をしていく。

残り1周を切る時点でアイラースのタイムを0.4秒上回り、フィニッシュへと向かう。自らの負けを覚悟し、ぐったりとするアイラース。しかし、ここからラファルグが急激に失速し、何とかフィニッシュ!

ラファルグのタイムは1分00秒660。100分の1秒差でラファルグが勝てず、アイラースがこの種目の優勝者となった。

男子1kmTT最終結果(PDF)

ギリギリで勝てたからびっくり