年神様のご加護を受けるとされ、飛躍が期待される午年の年男と年女。
本記事では、1990年生まれで今年12年に1度の当たり年を迎える競輪選手をピックアップして紹介していく。

郡司浩平

郡司浩平, KEIRINグランプリ2025, 平塚競輪場
ぐんじ・こうへい 神奈川/99期
級班 S級S班
生年月日 1990年9月4日

元競輪選手の父・郡司盛夫(50期)の次男として生まれ、高校球児から競輪の道へ。99期として競輪選手養成所に入所し、2011年にデビュー。2025年末、6度目の挑戦にして、ついに『KEIRINグランプリ』を制した郡司浩平。ややフライング気味に“ご加護”を受けた形となるが、グランプリ覇者にふさわしい走りを、そしてさらなる飛躍が期待できそうだ。

阿部拓真

阿部拓真, 競輪祭 決勝, 小倉競輪場
あべ・たくま 宮城/107期
級班 S級S班
生年月日 1990年11月3日

高校1年の途中から自転車競技をはじめ、新山響平や吉田拓矢と同期の107期として競輪選手養成所に入所。デビュー10年目にして、初めて決勝に勝ち進んだ『競輪祭』で優勝。その勢いのまま、『KEIRINグランプリ』でも2着となるなど一気にその名を広めた阿部拓真。北日本地区から唯一S級S班を背負うこととなった年男の走りに注目。

深谷知広

深谷知広, 共同通信社杯競輪, 決勝, 福井競輪場
ふかや・ともひろ 静岡/96期
級班 S級1班
生年月日 1990年1月3日

高校生から自転車競技を本格的に始めると、『2008アジアジュニア選手権』の3種目で優勝するなど、早くも世界の舞台で活躍する存在に。高校卒業後に日本競輪選手養成所に入所し、デビュー後も快進撃を続け“平成の怪物”とも呼ばれた。怪我の影響もあった2025シーズンだが、再びトップで輝く姿を多くのファンが待望しているに違いない。

松浦悠士

松浦悠士
まつうら・ゆうじ 広島/98期
級班 S級1班
生年月日 1990年11月21日

進学した高校に水泳部がなかったため自転車競技の道へ。2010年に日本競輪選手養成所を卒業すると、2019からの5年間はS級S班の座を保持、2023年にはグランプリを制覇して賞金王に輝くなど、絶対的な地位を築いてきた松浦悠士。2025年は平原康多の引退によりS級S班に復帰を果たしたが、度重なる落車と怪我で思うような結果が残せなかった。年男となった今年、完全復活なるか注目だ。

石井貴子

石井貴子, オールガールズクラシック(G1), 決勝, 岐阜競輪場
いしい・たかこ 千葉/106期
級班 L級1班
生年月日 1990年2月17日

幼少期から大学までアルペンスキーに取り組み、2007年の『全国高等学校選抜スキー大会』では大回転で準優勝した経験もある石井貴子。社会人経験を経て2014年にデビューすると早くからその実力を見せてきた。落車による大怪我もあったが、2024年には『パールカップ(G1)』で優勝。2026年の年末、また大舞台でその姿を見ることができるか期待したい。

那須萌美

那須萌美, 競輪祭女子王座戦, 小倉競輪場
なす・もえみ 宮崎/114期
級班 L級1班
生年月日 1990年10月3日

小学生から陸上競技に打ち込み高校生の時には七種競技で活躍、その後溶接工などを経験しガールズケイリンに挑戦したという那須萌美。2017年に日本競輪選手養成所に合格、翌年にデビューを果たすと着実にキャリアを積み上げ、2025年の獲得賞金は10位にランクイン。“年女”の追い風を受けて、さらなる前進なるか注目だ。

強者ぞろいの90年世代

S級S班を何度も経験している選手や、獲得賞金ランキング上位の選手など強者揃いの1990年生まれ。競輪選手として、充実期に入っていると言えるだろう。

なお、ここでは紹介しきれなかったが、雨谷一樹(栃木/96期)や佐々木龍(神奈川/109期)、新山将史(青森/98期)、荒牧聖未(栃木/102期)らも1990年生まれ。“期”で語られることが多い競輪選手だが、「え、ここも同い年(生まれ)なの?」という発見もありそうだ。

いずれの選手もすでに第一線で活躍しているといえるが、年男&年女となった2026年のさらなる飛躍に注目いただきたい。