日本競輪選手養成所より、第131・132回選手候補生募集(一般受験)への応募状況について発表が行われた。2026年に入所予定の第131・132回選手候補生には、前年比36人増となる男女合わせて483人の応募があった。
第131回(男子)応募者
募集人数70人程度に対し、17歳から54歳の419人から応募があった。全体の平均は23.3歳。
自転車未経験者向けの試験方式である適性試験には114人が応募し、うち11人が陸上やベンチプレス、野球などで優秀な成績を納めたとして、1次試験免除となっている。
第132回(女子)応募者
募集人数20人程度に対し、17歳から51歳の64人が応募。全体の平均は22.6歳。
適性試験には23人が応募し、うちハンドボールやスピードスケートの経験者である2人が1次試験免除となった。
日本競輪選手養成所 第131回(男子)及び132回(女子)選手候補生 入所試験の応募状況について(一般試験)
適性試験の応募が増加
第131回(男子)は倍率6倍、第132回(女子)は倍率3.2倍。いずれも、過去5年間のデータと比較すると最多の応募数となった今回生募集。
男女ともに、自転車競技未経験者を主な対象とする適性試験の応募数が増加傾向にある。特に男子は、前年から約40人増の114人
なお、近年では犬伏湧也(119期・徳島)も野球からの“転身組”として適性受験で入所。2025年現在、競輪選手の頂点であるS級S班に在籍している。
他競技からの転向、あるいはセカンドキャリアとしての競輪選手という道が、着実に根付いてきていると言えるのではないだろうか。
今後のスケジュール
受験方法によって細かく分かれるが、今後は10月ごろに1次試験、11月11日に1次試験合格発表、12月初旬に2次試験が行われ、年明け1月15日に最終的な合格発表が行われる。
未来の競輪界を担う金の卵たちの吉報を、楽しみに待ちたい。