2025年5月9〜11日にかけて、別府競輪場にて行なわれた「競輪ルーキーシリーズ2025」第2戦。
午後から雨が降る難しいコンディションのなか、男子は三神遼矢、ガールズはこの第2戦がデビュー戦となった酒井亜樹が優勝。ナショナルチームでも活躍する2人が、完全優勝を果たした。
男子決勝
決勝へ駒を進めたのは以下の7人。
車番 | 選手名 | 府県/期別 |
1 | 川村峻輝 | 京都/127期 |
2 | 秋山太洋 | 東京/127期 |
3 | 椎名俊介 | 茨城/127期 |
4 | 三神遼矢 | 福島/127期 |
5 | 吉岡優太 | 茨城/127期 |
6 | 尾野翔一 | 福岡/127期 |
7 | 三澤優樹 | 福島/127期 |
レースレポート
スタートから積極的に位置を取りに行ったのは6番車の尾野。
そのまま先頭を取り、尾野-椎名-三神-秋山-川村-吉岡-三澤の並びでレースが進む。
残り1周半で仕掛けた吉岡。それについていく形で三澤も前に出て最終周へ。
尾野は3番手に収まる盤石の形となったが、直後に上がってきた椎名が外につけ蓋をされる格好に。
そこで一気に仕掛けたのは三神。残り半周で一気に集団を捲り切ると大きなリードをつけて直線へ。
直線に入り外に進路を見つけた尾野が差してきたが、三神がそのまま押し切り1着。
三神がデビュー戦のリベンジを果たす完全優勝を飾った。2着は尾野、3着は椎名。
レース結果
着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
1 | 4 | 三神遼矢 | 11.1 | 捲り | B | ||
2 | 6 | 尾野翔一 | 3 車身 | 11.3 | 差し | ||
3 | 3 | 椎名俊介 | 1/4車輪 | 11.5 | |||
4 | 1 | 川村峻輝 | 1車身1/2 | 11.2 | |||
5 | 7 | 三澤優樹 | 1/4車輪 | 11.6 | |||
6 | 5 | 吉岡優太 | 4 車身 | 12.0 | H | ||
2 | 秋山太洋 | 落車棄権 |
1着:三神遼矢「うまく流れに乗って進められた」
Q:完全優勝おめでとうございます。
前回の熊本開催では思ったような走りができなかったですが、優勝することができてとても嬉しいです。
最初から完全優勝を意識していたわけではありませんでした。1日1日集中してレースに臨んだことが、この結果につながったのだと思います。
Q:決勝はどのようなレースプランでしたか?
前のほうでレースを進めるつもりでしたが、尾野(翔一)さんが後ろで、車番が近い椎名(俊介)さんが自分の近くにいる形になると考えていました。想定通りではなかったですが、運良く3番手に入れたので、そこからもう一度組み立てていきました。
Q:最終周に入ったあたりで、5番手から一気に仕掛けていきました。
すぐ後ろにいた秋山(太洋)くんの落車があってヒヤッとしましたが、残り1周のところで少し前が詰まるような感じがあったので、その瞬間に踏み込んで、全開で行きました。うまく流れに乗って、チャンスを逃さず進められたと思います。
Q:今後に向けての意気込みをお願いします。
KEIRIN ADVANCEのルールでは1着を狙うには先行は不利だと感じていたので今日のようなレースとなりましたが、本デビュー後は積極的に先行もしていきたいです。
思い切ったレースで、皆さんに楽しんでもらえるような走りを見せられたらと思います。
2着:尾野翔一
途中までは狙い通りのレースができたのですが、最終周で蓋をされてしまうような形になってしまい、抜けられるスペースを探したのですが……不完全燃焼です。(三神選手の動きが)見えているのに追うことができない状況で、歯痒かったです。
次は7月の本デビューとなるので、もっと強くなって戻ってきます。