9月8日に『全日本自転車競技選手権大会トラック・レース(全日本選手権トラック)』の初日が行われ、男子1kmタイムトライアルで沢田桂太郎TEAM BRIDGESTONE Cycling)が大会新記録を更新して優勝を果たした。

アジア大会帰りで優勝候補と目されていた沢田桂太郎は、1分03秒272で大会新記録を打ち立てて1位に輝いた。これまでの記録だった、小原佑太(朝日大学)の1分03秒305から0.033秒の更新している。2位には山根将太(中央大学)、3位に隈園郷史(明治大学)が入っている。

2018全日本選手権トラック1kmTT優勝の沢田桂太郎

1kmTT優勝の沢田桂太郎

沢田桂太郎一問一答

エントリーを見て、「これはチャンスがあるな!」と思ってました(笑)
ロブ(フィジカルコーチ)からデータ的には1分は切れると言われてたんですけど・・・、データ的にはですよ。でも、実際に走って1分は切れていないので、タイムには納得してません。

Q:結果はうれしいですか?

うれしいです。周りは気にせず、とりあえず綺麗に走ろうと思っていました。でも最後はタレてしまいましたね。

Q:自己記録を更新しての勝利ですよね?

そうですね。2年半ぶりに更新したと思います。高校3年生の時、ここで行った大会が最後だったので、久々に記録を更新しました。

Q:久々ということは、自分でどれくらいの記録が出せるか判っていなかったということでしょうか?

そうですね。どれくらい出せるかなと思いながら走っていました。1分3秒を切れたらラッキーだなと思っていたんですけども、さすがに切れませんでした。チームパシュートのギアと同じ仕様に変えて挑戦してみましたね。

呼吸はそんなにキツくなかったのですが、先に足に疲れがきてしまいました。ブリヂストンの今大会の日本王者第1号になったので、これからもっと増やしていけるように頑張りたいです。

高々と自転車を掲げる沢田桂太郎

高々と自転車を掲げる沢田桂太郎

順位 名前 チーム タイム
1 沢田桂太郎 TEAM BRIDGESTONE Cycling 1:03.272(大会新)
2 山根将太 中央大学 1:03.710
3 隈園郷史 明治大学 1:03.870
2018全日本選手権トラック1kmTT表彰台

表彰台に登る沢田桂太郎(中央)と山根将太(左)、隈園郷史(右)