2024年12月28日から30日まで静岡競輪場にて開催中の『KEIRINグランプリ2024』シリーズ。

最終11Rには各日グランプリが実施され、それ以外の1R〜10Rでは3日間にわたり『寺内大吉記念杯競輪(F1)』が実施されている。12月29日には準決勝が行なわれ、ナショナルチームから出場している“ケイリン世界一”山﨑賢人が決勝進出を決めた。

寺内大吉記念杯競輪とは?

KEIRINグランプリシリーズ内で行われる『寺内大吉記念杯競輪』は、寺内大吉氏の長年の功労を讃えた冠杯だ。

寺内大吉氏の生家は浄土宗大吉寺。僧侶であると同時に、小説家としても活躍し、「はぐれ念仏」で直木賞を受賞。そして3つ目の顔が「スポーツ評論家」。プロレスや競輪、ボクシングなどの評論をしたことで知られる。

寺内氏は2008年9月に逝去。長年にわたって競輪の普及に尽力され、業界に対して大きな貢献をしたことにより、2008年12月よりこのレースが開催されるようになった。

本記事では、グランプリシリーズの最終日10Rに行われる決勝戦の出走表・並び予想をお伝えする。

10R 決勝戦

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 青野将大 神奈川/117期
2 2 伊藤颯馬 沖縄/115期
3 3 柴崎淳 三重/91期
4 4 皿屋豊 三重/111期
5 山崎賢人 長崎/111期
5 6 佐方良行 熊本/97期
7 松本貴治 愛媛/111期
6 8 新村穣 神奈川/119期
9 松岡貴久 熊本/90期

並び予想

山崎-伊藤-松岡-佐方
青野-新村
松本
皿屋-柴崎

山﨑賢人 準決勝後のコメント

前になると単調になりすぎるかなと思って、今日のレースでは中団から進めていきました。青野選手が強かったですね。なんとか3着に入れて良かったです。

調子は悪くないですし、世界選手権後、競輪に戻ってからはいちばんいい感触で走れていると思います。あとはしっかりとケアして、また明日しっかり走りたいと思います。

新ユニフォームのお披露目開催

なおこの開催では、男子選手新ユニフォームが先行着用されている。

山﨑賢人に話を聞くと、「フィット感がありますね。以前のものは絞って着ていたので、個人的にはすごくいい感じです」とのこと。本リニューアルは12月31日を節初日とする開催からとなる。

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決勝は、KEIRINグランプリ2024のひとつ前、12月30日(月)の10R。
こちらもぜひ楽しみにお待ちいただきたい。