優勝:脇本雄太 インタビュー
Q:近畿勢としての競輪祭優勝は59年ぶりとなりました。
どうしても意識してしまう大会でしたし、なんとか払拭したいという気持ちはありました。
Q:脇本選手自身も、近年は怪我に泣く部分もあり、G1の優勝は一昨年のオールスター以来ですね。
去年のオールスターで大怪我をしてから、本調子にない戦いが強いられている中ですが、少しずつ復調しているのかなと思います。
Q:寬仁親王牌に続き、寺崎浩平選手マークでした。
最終ホームでいつでもいけるようにとは思っていましたが、本当に(犬伏が)来るとは思っていなかったので、正直焦りました。
前回(寬仁親王牌)は失敗してしまいましたが、あれがあったからこそ、今回はうまく反応できたと思います。
Q:後ろに犬伏湧也選手が入ったのは気づいていた?
どの選手かはわからなかったので、とにかく最後まで踏み続けることを考えていました。ゴール線に入った時も無我夢中で、ハンドルを投げるまでは勝負がわからなかったです。
Q:3年連続6回目のグランプリです。
古性くんと2人でグランプリを目指すことができるので、しっかり気を引き締めて頑張ります。
Q:自宅に、ナショナルチームに近い設備を備えたトレーニングルームが完成したと伺いました。これからもっともっと強くなっていく?
むしろ自分の体が年齢とともに劣化していってしまうとは思うので、それを防ぐためにも、環境だけはしっかりしようと整備しました。
Q:今日の勝利で、グランドスラムまで全日本選抜競輪を残すのみとなりました。
そこよりも、まずはグランプリに向けて脚を鍛えたいです。
Q:グランプリに向けての調整は?
とりあえず疲れをしっかりと取って、合宿を組む予定なのでしっかり練習を積みます。
去年の怪我があり、今年は苦労する1年でしたが、後輩たちのおかげで優勝することができました。これを噛み締めながら、頑張っていきます。
2着:犬伏湧也
突っ張りつつ、脇本さんのところで勝負としたかったです。気持ちが前に行きすぎていて、誘導のところで危なくなってしまいました。そのあとは落ち着いて番手にハマって、脚を溜めてゴール前勝負という感じでしたが……やっぱり脇本さんが強かったです。
3着:松浦悠士
打鐘で犬伏くんから離れちゃいけないと踏んでいきましたが、残り1周のところで脚が残っていなかったです。完全に脚負けですが、外を回る形だったので、ついていけたとしても中を割れたかはわからないですね。ここまで連れてきてくれた中四国に感謝です。今日は近畿が強かったです。
4着:浅井康太
すごいスピードレースで、ゆるむところがなかったです。そういうレースで上位に来る力が足りないですね。やっぱり脇本が強いです。
5着:荒井崇博
先手も取ったし、自分の仕事は全部しました。ノーチャンス!帰ってドラクエやります。
9着:寺崎浩平
できれば一番前を取りたかったですが、脇本さんが勝ちきってくれてよかったです。