2024年春にプロ競輪選手デビューした森田一郎が、10月9日の西武園競輪で完全優勝を達成。
10月10日付で、S級2班に特別昇級することが発表された。

西武園競輪で特別昇級に挑戦

競輪選手は6つの階級に区別されており、デビュー後すぐの選手はA級3班*。通常であれば半年ごとに次の期の級班が決められるが、「3開催連続」で「完全優勝(3日間の開催で毎日1着)」を成し遂げると、半年の区切りを待たずに昇級・昇班することができる。

※男子のみ。女子はL級1班しかないため、級班の変動はない。

125期一番乗り!

今回西武園競輪での開催で特別昇級に挑戦したのは、125期・埼玉の森田一郎。2024年春にプロデビューしたばかりの新人で、競輪選手養成所の「卒業記念レース」で優勝した125期のエース。自転車トラック競技でもナショナルチーム入りし、現在Bチーム(育成チーム)で活動している。

9月に特別昇班でA級2班に上がった森田は、その後もストレートで連勝を重ね、10月9日のレースで昇級条件を達成。125期一番乗りでS級の舞台に上がることとなる。

なお同じくナショナルチームで活動し、A級2班に特別昇班していた中石湊はこの直前の10月4日からの取手競輪でS級へチャレンジしたものの、決勝戦3着となり特別昇級を逃している。

「特昇ってナニ?」競輪の特別昇級・特別昇班とは