日本競輪選手養成所より、2024年8月21日まで行われていた第129・130回選手候補生募集への応募状況について発表が行われた。2024年に試験を行い、2025年に入所予定の第129・130回選手候補生には、全国から男女合わせて445人が応募が集まった。

第129回(男子)応募者

募集人数70人程度に対し、18歳から52歳の385人から応募があった。全体の平均は23.4歳。自転車未経験者向けの試験方式である適性試験には74人が応募し、うち5人が陸上やウェイトリフティングなどで優秀な成績を納めたとして、1次試験免除となっている。

なお今回の試験に応募しているかは発表されていないが、東京オリンピックに陸上400mで出場したウォルシュ・ジュリアン選手が競輪選手に転向することを表明している。もし今回応募しているのなら、1次試験免除相当の実績を持っていると言える。

東京オリンピック陸上400m出場、ウォルシュ・ジュリアンが競輪選手へ転向

第130回(女子)応募者

募集人数20人程度に対し、全国から60人が応募。18歳から53歳と幅広い層から応募が集まり、過去4年で初めて倍率3.0の大台に乗った。

適性試験には20人が応募し、うち3人が1次試験免除。陸上競技やレスリングの経験者であることが発表されている。

なお女子の適性試験応募者は4年前は14人、3年前は10人。昨年と本年は2年連続で20人越えを達成し、順調に他競技からの転向者を増やしている。

第129回及び第130回選手候補生入所試験の応募状況について(一般試験)
選手候補生入所試験(一般試験)応募者状況(PDF)

今後のスケジュール

今後は(試験方法によって日程が異なるが)10月ごろに1次試験、11月12日に1次試験合格発表、12月ごろに2次試験が行われ、年明け1月16日に最終的な合格発表が行われる。晴れて合格した受験者は、2025年春に選手候補生として養成所に入る予定だ。

これからの競輪界を盛り上げるのはどのような選手たちになるのか、楽しみに見守りたい。

未経験者からオリンピアンまで・・・日本競輪選手養成所の受験方法とは