眞杉匠が優勝、KEIRINグランプリに向けて躍進

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優勝:眞杉匠コメント

Q:G2は初めての優勝です。

今年前半戦ずっと苦しかったですが、ここで良い流れが来たなと思います。

道中から作戦にない、想定外の並びでしたが、終始すごいかかりでした。南関東が後ろだとは思ってなくて、前か中団だろうなと考えていました。

Q:南関東勢を近畿勢が分断する形になりました。

この位置になった以上遅れちゃいけないので、そこだけ集中して走りました。あれ以上遅くなるとコーナーに入って、古性(優作)さんと被って外外になってしまう。あそこしかない、と思って踏んで行きました。解けた良いタイミングだったと思います。

Q:脚は溜まっていた?

溜まっていましたが、すごいかかりで……余裕ではなかったです。だいぶキツかったです。

Q:そんな中でのブロックはキツかったでしょうね。

そうですね。大外に来たので……それくらい来るだろうなとは思っていて、モロ食らわないようにとは気にして走っていました。がむしゃらに踏みました。

Q:初のS級S班の前半戦、どのような日々でしたか?

怪我は選手につきもので、それを対処していくのも選手だと思います。そういう意味で前半戦は成長できたと思います。松戸で優勝したこと自体が今回初めてで、そこも嬉しい点です。

Q:練習仲間が近年成長を見せています。

仲間の存在は大きいです。(小林)泰正がG1決勝に進出している中、自分は乗れていないという悔しさもありました。後半はみんなで決勝に上がっていくようになりたいですし、しっかり自分のスタイルを崩さず、G1を優勝してKEIRINグランプリ出場を決めたいです。

Q:8月のオールスター競輪ではドリームレースにも選出されています。

初めてのドリームレース。単騎ですが、それに相応しい魅せる走りができればと思います。

2位:吉田拓矢

眞杉も気合が入っていて、「中団に入ったら来ないでしょ、と油断させて行きます」って感じでした。終始余裕がありそうで、僕が連携を外さずに済んで良かったです。いつもと違う雰囲気でした。古性(優作)さんの牽制もすごくて、1回車輪が……入らなくて良かったです。

昨日はちょっと失敗がありましたが、眞杉と準決勝・決勝で連携できて嬉しいです。後輩ですけど尊敬します。

3位:新田祐大

一番後ろになっちゃうな、と思ってました。展開としては読んでいた通りになって、その上で車番がキツいと感じていました。あの位置なら眞杉(匠)が優勝だなと車番が出た時点で思ったので、眞杉の前に行きたかったですが……

顔見せの感じだと脇本(雄太)が絶対行くだろうなと思ってたので、内か外か悩みましたね。踏んでやめて踏んでやめての繰り返しになったので、それで削られてしまいました。

レースを支配できなかったのが今日の敗因。そこも含め、次のビッグレースに向けて備えようと思います。課題を持ち帰って強化します。

4位:古性優作

突っ張りも、あのように入れる形も作戦の内でした。脇本(雄太)さんが前々に踏んでくれて、めちゃくちゃすごかったですね。僕ももうちょい頑張れたら良かったんですが、脇本さんが退避してしまっていたので、そこでもう持っていけなかったです。

8位:北井佑季

理想は前から、取れた位置からでした。後ろ攻めになってしまったので、来るところを見てという形に切り替えました。(脇本選手は)踏んでくるだろうなとは感じていて、1回出きりはしましたけど、いかれてしまいましたね。後ろに入られて難しい展開になりました。

後ろ受けになって、僕自身はとりあえず出きることはできた。地元のオールスターが控えているので、南関東でタイトルを獲れる人を増やせられるように頑張りたいです。

9位:郡司浩平

スタートでちょっと失敗があって後ろになってしまい、ワッキー(脇本雄太)もいつものスタイルではないレースでした。1回カマした時に北井(佑季)さんの後輪が飛んで失速してしまいました。これは叩ける感じじゃないな、と。近畿勢が上手かったです。ラインとして機能できなかったのが悔しいですね。

また見つめ直して、しっかり頑張ります。

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