12R 決勝

2/2 Page

1番車:南修二

10R準決勝2着

Q:準決勝では脇本雄太選手の番手でした。

脚力がだいぶ違うので、追走を離さないことだけ心がけていました。打鐘(残り1周半)からはすんなり出られたので、すごくかかるような雰囲気もありました。僕の脚がなくて全部1人でやらせるようになってしまったかなと思います。

Q:最後の直線の感じなどはどうでしたか?

「なんとか」という感じ。凌いだような感じで、自分の力で乗れたような感覚は全くないです。

Q:4日目の指定練習中に落車があったとか……

落車というのも恥ずかしいような速度域でした。喋りながらゆっくり走っていて自転車が倒れたようなものでしたので、落車という感じではないです。体の状態は問題ないと思います。しっかり形のあるレースを作りたいと思います。

2番車:新山響平

11R準決勝3着

Q:準決勝では前の古性優作選手のつっぱりもありました。

僕の仕事としてはそこはしっかり切らなければならないところでした。隙を見せてしまって、それで成田(和也)さんに迷惑をかけてしまいました。1回つっぱってますし、僕を待つ形だなとは思ったので、そこで少し脚を温存して出ようと考えたことが裏目に出てしまいました。

Q:結果として外に浮く形からもう一度、ということになりました。あのシーンで脚は溜まっていた?

脚を使わずに切りに行こうと思っていたので、あまり使っていない状態でした。

Q:さらに上から郡司浩平選手が来ていました。

外並走になっているので、そこを目掛けて深谷(知広)さんが来るだろうなと思っていました。がむしゃらに森田(優弥)だけは越えようと思っていました。

Q:ここまで4走されて状態はいかがですか?

準決勝は内容がよくありませんが、それで3着なので悪くないと思います。決勝戦は自力で頑張ります。

3番車:郡司浩平

11R準決勝1着

Q:準決勝は想定とは違うレース展開となったかと思います。

初手はどんな感じなのかな?と、様子を見て中団になりました。でもあとは任せていました。

Q:前を走る深谷知広選手が並走になるようなシーンもありました。

並走して「ここで勝負するんだな」と思っていました。でもペースが1回上がってからまた詰まったので、たぶん深谷さんも行ききれずにホームで詰まって下がってしまうような感じになりましたね。そこがちょっと難しいところでした。

Q:自力に転じていく判断も難しかったと思います。

そうですね。レース全体を見ると「あそこでバックを踏んで、ホームでまた3人届く」というのは厳しかったと思います。(和田)真久留も後ろにいましたし、あそこで自力に転じさせてもらいました。

レースは見えていたので、余裕はありました。自分で踏み出すか、1回待ってもうワンチャンス任せるか。そういう判断のシーンでした。みんな脚を使っていたので、その分まくりも伸びたのかなと思います。

Q:ここまで4走して状態面はいかがですか?

自力も出せていますし、番手戦も余裕を持って臨めています。思った以上に状態はいいですね。

Q:2024年前半、充実しているように見えます。

そうですね。ここに来る前は自分としても不本意なレースが続いてしまったんですが、今回こうやって南関東全体でうまく盛り上がれています。9Rの東の準決勝を見て「自分も絶対勝ち上がらなくては」と思いました。

神奈川で連携して、しっかり力を合わせ、決勝に挑みたいと思います。

4番車:小林泰正

9R準決勝2着

Q:準決勝は細切れ戦、同期・同地区の眞杉匠選手とも別線のレースとなりました。

後ろか前しか取れないレースだったと思います。前を取ったらハイペースになることが予想されたので、その場合は仕掛けるタイミングを見つけられるだろうなと。でもああいう展開になるとは予想していなかったです。

Q:早いタイミングで松井宏佑選手がかましていきました。

それが大きかったですし、松井さんがあんなにふかしていくとも思っていませんでした。自分の後ろが眞杉だったので、真杉を叩けるかが勝負だと思っていました。予想外の展開でした。

後ろで眞杉が車間を切ってたので、眞杉が来たタイミングで自分も踏み出そうと思っていました。それよりも先に北井(佑季)さんが番手まくりをし、すぐにかかっていきました。ついているだけでキツかったです。

Q:結果としては2着、決勝戦への切符を掴みました。

正直言って情けないです。ついていくだけで精一杯で、自力選手としての走りができませんでした。本当に運よく上がれたと思っています。

Q:5月のダービーに続き2回連続のG1決勝です。

前回は出しきれずに終わってしまった感じでしたので、今回こそちゃんと力を出し切るレースをしたいです。力を出し切って何かしら結果がついてきたらいいなと思います。

Q:4走して脚の感じはいかがですか?

正直前回よりは良くないと思います。でもラスト1日ありますし、日に日に良くなっているような感覚もある。しっかりケアして最終日に備えたいです。

5番車:脇本雄太

10R準決勝1着

Q:準決勝10Rは四分戦でした。どのように作戦を考えていましたか?

初手位置は拘らず、取れたところからと考えていました。

Q:結果としては後方になり、前を走る犬伏湧也選手についていって、という流れでした。

ついていかないという選択もあり得ました。でも並び上ここで仕掛けた方が良いという咄嗟の判断で行って、それがうまく出たと思います。2走目でやっていた分、しっかり慣れた感じで先行できたかなと思います。

ラインで決められたというのは本当に大きいことだと思います。決勝もしっかりやりたいですが、年齢が重なったこともあり疲労も感じています。しっかりケアをしたいと思います。気持ちの面では上向いています。

6番車:桑原大志

12R準決勝2着

Q:準決勝は単騎戦でしたが、どのようなイメージで臨んでいましたか?

自分なりに考えて、初手はスタートのみんなの位置で決めようと思っていました。冷静にレースを見て判断できていたと思います。

Q:勝負どころ、追走している時にはどのようなことを考えていましたか?

「チャンスがあるかな」と考えていました。

Q:G1決勝に進出です。

とても嬉しいです。決勝に乗ってて状態がダメと言ったら怒られそう。(状態は)良いと思います。特別良いというよりは、普通の感じを保っています。

7番車:古性優作

12R準決勝1着

Q:準決勝は寺崎浩平選手に前を任せたレース。後ろの方になりましたが、あれは作戦通りだったのでしょうか?

いえ、想定外でした。たぶんスタート失敗したのかな(笑)

Q:早いタイミングで別線の三谷竜生選手もスピードを上げてきました。

ああなったらもう緩んだところで仕掛けてくるのかなと思っていました。その部分は想定通りです。レースはたぶん全部見えてて、(山本)伸一さんが切り替えてましたよね?そういう部分も冷静に見えていました。でもジリジリ来てしまって……

伸一さんもついてきたのがちょっと不気味だったので、煽りだけ作ろうと思って戻ったら寺崎に半車くらい差し込んでしまって。(山田)久徳さんと決めるなら踏まなあかんなと思ってどんどんスピードを上げて、結果的に前にも後ろにも迷惑をかけたなと思います。

Q:だいぶ最後の方まで後ろを気にしながら走ってましたね。

まだ映像を見れていないんですが、うん……南(修二)さんにアドバイスをもらいながら修正したいなと思います。状態としては良いし、しっかり準備してきたのでシンプルに脚力がついたと思います。決勝、一生懸命頑張ります。

8番車:和田真久留

11R準決勝2着

Q:「キツい」と呟きながら歩いてこられましたが、準決勝はいかがでしたか?

深谷(知広)さんが内に行ったり、想定とは違うようなレース展開でした。自分としては「位置を守る」ということだけでしたが、ああいうタイミングになった時に締め込まれて僕だけついていけないようなことがあるので、そこにも気をつけていました。

Q:その辺りはきちんと対処できた?

勝手に詰まって前が空いてくれたので、なんとか。郡司(浩平)くんのお尻だけを見てました。

最終ホームは(郡司にとって)難しい判断だったと思います。僕も「どうするんだろう?」と半々の気持ちで見ていました。迎え入れるのか、行っちゃうのか……そこは正直彼が踏み出すまでわからなかったです。彼が行こうが行くまいが、心中する気持ちでした。

Q:郡司選手が踏んでいったポイントはいかがでしたか?

普通に自力でまくるのと、判断しながらまくるのとはキツさが違います。キツかったと思います。僕もさらに後ろでキツかったですね。郡司くんを抜く抜かないよりは、他の追い込み陣も強いので、僕が狙われるということもある。そっちを気にかけていました。

Q:6日間の長いレースも明日で終了ですが、状態面はいかがですか?

1回くらいは自力の番組になるのかなと思ったんですが、南関東の自力選手が豊富で、恵まれた形で決勝に乗ることができました。

Q:G1決勝は今回で2回目でしょうか。

はい。前回は単騎でしたが、今回はラインができるので、また違った緊張感で望めると思います。決勝は精一杯頑張ります。

9番車:北井佑季

9R準決勝1着

Q:準決勝は松井宏佑選手に前を任せたレース。いつもと違う戦い方になりましたね。

スタートで取れた位置から、流れの中でしっかり仕掛けようと考えていました。普段自分が前のことが多いので、人の後ろにつく経験があまりありませんが、どんどんかかっていくような、気持ちのこもった走りだったなと感じます。

Q:踏み出しの判断はどのような部分からでしたか?

後方に脚のある人がいますし、包まれる前にと考え、自分がしっかり踏み切れる位置から踏んでいきました。

Q:前に出てから半周くらいは風を受けて走っていたかと思います。脚の感じはいかがでしたか?

普段より風を切る距離が短く、前の頑張りのおかげの部分が大きいですが、日に日に脚の感じも良くなっていると思います。

Q:2024年に入って全日本選抜以来のG1決勝です。

今回は前の頑張りのおかげでチャンスを掴むことができました。準決勝も厳しいレースでしたが、決勝はより厳しいレースになると思います。全てが揃わないと1着は獲れないと思うので、全てを揃える気持ちの準備をしていきたいと思います。

自転車はずっと変更がなくて、体の状態も明日(決勝)が一番良くなると思います。気持ちの部分だけ気を引き締めて、強い気持ちを持って挑みます。

「またこんな日が来るとは」石井貴子が涙の優勝 ガールズG1『パールカップ』/高松宮記念杯競輪 岸和田競輪場

【放送予定】高松宮記念杯競輪&パールカップ 6月に岸和田で開催