2024年4月30日(火)から5月5日(日・祝)までの6日間、福岡県・いわき平競輪場で開催された『第78回日本選手権競輪(G1)』、通称「競輪ダービー」。

KEIRINグランプリに次いで賞金額の高い、最高峰のG1と言える日本選手権競輪。関東から5選手が進出した決勝戦を平原康多が制した。

平原は2014年から2023年まで連続してS級S班に君臨していたが、2024年はS級1班に陥落。しかし2024年に入って半年足らずで再びS級S班の座を取り戻すこととなった。

本記事では決勝レースの模様とレース後のインタビューをお届けする。

決勝

5月5日(木)6日目11R

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 古性優作 大阪/100期
2 2 平原康多 埼玉/87期
3 3 清水裕友 山口/105期
4 4 吉田拓矢 茨城/107期
5 山口拳矢 岐阜/117期
5 6 諸橋愛 新潟/79期
7 武藤龍生 埼玉/98期
6 8 小林泰正 群馬/113期
9 岩本俊介 千葉/94期

並び一覧

吉田-平原-武藤
古性
清水
山口
小林-諸橋
岩本

レースレポート

残り2周からライン、単騎勢がそれぞれの思惑を見せる中、小林-諸橋が先頭になって落ち着く。古性、清水、山口、吉田-平原-武藤と続き、岩本が9番手の一本棒で残り1周半。

残り1周から一気にスパートしたのは吉田。一気にねじ伏せて先頭に出る。

吉田-平原-武藤の関東ラインに、岩本が追従する。関東の3車は完全に先頭に出るが、4番手の岩本は小林・諸橋と並走の状態となる。古性はその後ろでまだ動かず。残り1周、山口は外からスパートするも、思うように前に出られない。

最終ストレートまで先頭できた吉田。ここで2番手の平原が追い上げを見せる。その後ろでは古性が道をこじ開け、前へ。

最後には平原が差して1着フィニッシュ。2着は関東ラインの後ろについていた岩本。3着は最後に道を開いて駆け上がってきた古性となった。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 2 平原康多 11.3 差し
2 9 岩本俊介 3/4車身 11.2 差し
3 1 古性優作 1/2車身 11.1
4 4 吉田拓矢 1/2車輪 11.5 B
5 7 武藤龍生 1/2車輪 11.3
6 3 清水裕友 3/4車身 11.1
7 6 諸橋愛 3/4車身 11.4 事故入
8 5 山口拳矢 3/4車輪 11.2
9 8 小林泰正 3/4車身 11.5 H

選手インタビュー

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