決戦へ挑む7選手

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1番車:児玉碧衣

準決勝 12R 1着

Q:連勝での決勝進出です。

まずは決勝に乗らないと話にならないので、決勝に進出できてホッとしています。2月に体調を崩してなかなか勝てない時期がありましたが、前回の松山で急に良くなって。そこから練習して松山より良くなって、今回に臨んでいます。地元ということもありますし、しっかり自分の力を出し切れていると思います。

Q:準決勝は積極型の多いメンバーでした。

中団からスタートしたいとは考えていて、3番手からのスタートになって……(尾方)真生がどこから仕掛けてくるのか、それから(日野)未来さんのダッシュを警戒していました。前と離れないようにと思っていましたが、ホームで誰も動かなければ自分で行こうとは考えていました。

未来さんのダッシュに口が開いてしまったんですが、2コーナーからはしっかり踏めていたので、良いのかなと思います。

Q:2日間走って感触はいかがですか?

今日の方が緊張したんですが、せっかく決勝乗れたし、地元だし、優勝して帰りたいなと、それだけです。

Q:福岡勢としては唯一の決勝進出です。

賞金的にも厳しい位置にいますし、去年(2023)のパールカップ前にあった「G1を獲らなきゃガールズグランプリに出られない」という状況とほぼ同じだと思います。ここでG1を獲って、グランプリ1番乗りを決めたいです。自力でいきます。

2番車:吉川美穂

準決勝 10R 1着

Q:初手で久米選手がスタートを取って、その後ろにつきました。それは作戦通り?

作戦通りです。(久米選手は)前の方に行くだろうし、もし後ろに行ったとしても自分は前に行こうと思っていました。考えていた中で一番理想通りのかたちになりました。

Q:途中から切り替えて追走しました。

外にもいたんですが、自分が出られるスペースはあるなと思って。そんなに危機感はなく、落ち着いて走れたと思います。

Q:2日間良いレースをされていますが、走ってみていかがですか?

前回の開催では決勝で4着だったんですが、感じ自体はよかったです。今回も感じは良いだろうなと思っていましたが、本当に最後すごく伸びましたし、踏み込んだところで気持ちよくスピードが乗る感覚がありました。自分が思っているより調子は良いのかなと感じます。

Q:ビッグレースでの2着が続いていました。

G1での1着は、昨年(2023)のパールカップくらい。初日で失敗して、次の日の一般戦でした。勝ち上がりで1着を取れたのは初めてなので、好成績を残せていると思います。明日もこの勢いで優勝できればと思います。

新しいサドルを使っていたんですが、最近サドルを元に戻しました。それもこの結果の要因なのかもしれないです。

決勝は車番を活かして優勝目指して頑張ります。

3番車:尾崎睦

準決勝 11R 1着

Q:準決勝はまずスタートで牽制がありました。

スタートが一番大事だと思っていて、そこだけ集中しようと思ってたんですが、1番前はいらないなと。牽制してしまったので迷惑かけてしまったなと思います。

Q:仕掛けについてはどのように見ていましたか?

坂口(楓華)さんが後ろにいたので、その仕掛けに注目していました。小林(優香)さんが駆けると思わなかったのでちょっと口が開いちゃったんですが、その辺りは射程圏でしたので、車間が空きすぎないようにだけ意識していました。あとは自分を信じて思い切ってまくりにいきました。

普段一緒に練習してくださってる方々は、自分がこういうレースで勝てるように練習を組んでくださっています。皆さんの思いが背中にある、ということをきちんと出したいと思ってレースに挑みました。踏み勝てた良かったなと思います。

Q:2日間走ってみていかがですか?

初日よりは体調も良くなっていますし、力も入っています。最終日はもっと良くなるように過ごし方を考えたいです。

Q:いよいよ決勝戦です。

男子選手がG1を走っているのを羨ましいなと思って見ていました。ガールズもこうして1期生の皆さんが築いたものが続いて、やっとG1ができて。自分にとってG1は合ってると思いますし、チャンスをものにしたいです。しっかりご飯を食べて、よく寝て、板根(茜弥)に足踏んでもらって(笑)決勝に備えたいと思います。

ガヤの板根選手「感謝しろーっ!」

4番車:柳原真緒

準決勝 11R 2着

Q:準決勝はスタートでみんななかなか出ない展開でした。

前は取りたくないなと思っていましたし、牽制も入るだろうなと思っていました。あまり踏みすぎずに、と考えていましたね。

Q:結局尾崎睦選手の後ろとなりました。

前に自力選手も何人かいたので、「ここ」と思ったところで仕掛ければ大丈夫だと判断しました。坂口(楓華)より先まくりしたかったんですがワンテンポ遅れてしまいましたね。それで内に行く形になりましたが、しっかり見れていたとは思います。

Q:ゴールしたとき着はわかりました?

いえ、3着だと思ってました。2着で良かったです。

初日よりしっかり踏めている感覚がありますが、練習の感じからしてまだ2段階くらいいけるかな、と思います。ティアラカップを走って児玉(碧衣)さんと尾方(真生)さんが脚力的に2段階くらい上だなと感じたので、その辺りもしっかり考えて決勝を走りたいと思います。

まずは仕掛けることを意識して決勝に臨みたいです。

5番車:小林莉子

準決勝 10R 2着

Q:準決勝では吉川選手の後ろになりましたが、あれは作戦だった?

いえ、2(久米詩)-1(吉川美穂)で並んじゃうんだろうなと思って、できるだけ前に、その2人が並ぶより前に行こうと思っていましたが、動きがはやかったです。

Q:隊列ができたときにどのようなことを考えていましたか?

内に詰まっちゃうだろうなと。勢いよく吉村(早耶香)さんが仕掛けてきて久米詩が1車出して、あんこになるだろうなとヒヤヒヤしてました。

Q:そこから間をこじ開けて行きました。

前が伸びていたので、ゴール前しっかり捉えようと思って落ち着いていきました。外か内か悩む部分もありました。伸びは少し悪かったなと思います。

落ち着いてやれたとは思いますが、G1となるとやっぱり難しいですね。決勝は1本勝負なので、このあとはゆっくり体を休めます。

6番車:野口諭実可

準決勝 12R 2着

Q:準決勝はどのように考えていましたか?

自在自力を含めたような、強い人の後ろが取れたらへばりつくような気持ちで考えていました。

Q:動きがない中、まず自分から動くこととなりました。

久々に児玉さんの後ろにつきましたが、バイク誘導についているようでめっちゃきつくて死にました!フラフラして眩暈がしました。終わったら足が痙攣してました。

Q:その結果、G1の決勝進出です。

3月は病み上がりで苦戦してたんですが、まさかこんなに力が戻ると思っていませんでした。病み上がりとしてはかなり上出来です。

Q:決勝戦に向けて考えていることはありますか?

強い選手ばかりで、こんなこと言っちゃいけないと思いますが自分が一番弱いと思います。とにかく自信を持って、あと落ち着いていくことだなと思います。自力自在を含め、強い人の後ろを取れたらへばりつくつもりでいきたいと思います。

7番車:久米詩

準決勝 10R 3着

Q:準決勝はどのように考えて走っていましたか?

前受けでS(先頭誘導員の後ろ)を取って、誰がきても突っ張るつもりでした。吉川(美穂)選手は車番も隣なので近くになるだろうなとは思っていて、もう気にせず自分らしい走りをしようと思っていました。

Q:その後は他選手の動きを牽制しつつ、となりました。

かぶる前に出る準備はしていました。そして気持ちも強く持っていたので、1着2着を狙うというより「自分らしい走り」に焦点を置いていた感じです。

Q:結果3着でしたが、感触的にはいかがでしたか?

タイム的にもそんなに良くありません。自分が思っているより状態が良くない、とは思いますが、しっかり気持ちを入れて走ることはできました。そこは大きな収穫だと思います。

Q:準決勝の最初のレースで3着になったことで、後のレースの結果待ちでした。

すごくハラハラしましたが、とりあえず良かった!と思います。率直に嬉しいですし、前回落車したことで状態面が心配だったんですが、それを気持ちでカバーできるんだなという収穫を得ることができました。

決勝でも自分らしい走りができればチャンスがあると思います。ガールズグランプリの権利が取れるよう、しっかり気持ちを入れて走ろうと思います。自力基本で頑張ります。

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