雨模様の伊東での激戦 森田一郎・仲澤春香が卒業記念レースを制す

2/2 Page

男子優勝:森田一郎

Q:優勝の率直な気持ちを聞かせてください。一昨年の荒川仁選手に続き、埼玉勢が力を見せました。

優勝できて嬉しいです。荒川選手を強いなと思って見ていましたし、今回は胸を借りるような気持ちで頑張りました。

Q:決勝レースでは前を取ってのレース展開でした。

S(先頭誘導員の後ろ)取りをしたのは良かったですけど、その後は叩かれて叩かれて中団寄りに、という感じ。作戦通りとはいかなかったです。

Q:並走が長引いて、外に持ち出すのが難しかったかと思います。そこで内に入っていきました。

ホームや第1コーナーでは内に包まれてもうダメかなと思いましたが、デビューして競輪選手になる以上、最後まで全力で行こうともう一度気持ちを入れ直しました。そこで内が空いたので、飛び込んでいった形です。

Q:一気に前に出ていきました。

残り少ないですし、ここからなら自力が出せる距離。しっかりゴールまで踏み切ろう、と考えていました。

Q:卒業記念チャンピオンの称号を背負ってデビューすることとなります。

卒業記念レースでは捲りが主体のレースが多くなってしまったので、デビューしてから前々で戦えるよう強化したいと思います。卒業後は一度埼玉に戻って師匠やグループの皆様と練習しますが、4月には伊豆に来てナショナルチームのBチームに加入します。そこにもしっかり備えたいと思います。

埼玉の強い先輩方の前で戦えるよう、そして車券に貢献できるよう、強い選手になりたいと思っています。

男子2位:栗山和樹

Q:決勝レースにはどのようなプランを持っていましたか?

まくりはしたいなと思っていました。でも結果的には追い込みになってしまい、そこは反省点です。

Q:前が並走状態でしたが、どのように見ていましたか?

4車5車くらいの並走になっているのが見えたところで、運よく遠藤くんの後ろが取れました。遠藤くんは上を行ってくれるだろうなと思って追い込みに切り替えた形です。

Q:1年間の集大成となる2日間、振り返っていかがですか?

2走目3走目では長い距離を踏むことができましたし、4走目の決勝では2着という結果。満足はしています。これからデビューまでの期間で師匠と一緒に街道練習に行ったりしたいですし、大垣に行けば山口拳矢選手などもいますし、そういった環境で揉まれて強くなりたいと思っています。

男子3位:遠藤拓巳

Q:決勝レースを振り返っていただけますか?

S(先頭誘導員の後ろ)を取りに行ったんですが、森田候補生が1番車ということもあり、逃してしまいました。前々で展開してチャンスがあれば仕掛けようと思っていたので、2番手にはまれたのは良かったです。

Q:後ろでの動きがあり、中団で並走するような形になりました。

卒業記念レースでは全レースで内に包まれてしまっていました。その中で外に切り替え、最後自分の力で踏めたのは良かったなと思います。これで(森田候補生に)勝てなかったのは完全に脚の差だと思っています。

Q:結果は3着、満足度はどうですか?

あとは脚がつけば、という感じです。3着という結果には満足しています。

Q:在所成績1位でもあります。

あまり意識はしていませんでしたが、1位というのは素直に嬉しいです。

Q:これからデビューが控えています。

卒業記念レースを走ってみて改めて思ったことですが、自分より強い人はたくさんいます。そこに負けないよう、先行で戦えるように力をつけ、これからのルーキーシリーズや本デビューに挑みたいと思っています。

女子優勝:仲澤春香

Q:優勝おめでとうございます。在所1位というプレッシャーもあったかと思います。

いろんな方が見てくれているので、緊張はしていました。それでも落ち着くことはできました。

Q:今日はどなたか応援に来られていましたか?

両親と、ボート競技時代の友人が。レース時はどこにいるか見つけられなかったんですが、表彰の時に友人を見つけて、その横に両親がいるのを見つけられました。

Q:ご友人は、ボートから競輪に行くと話した時、どのような反応だったんでしょう?

「いいじゃん」って(笑)

Q:どのようにレースのプランを考えていましたか?

1番車だったので、スタートで思い切りよく出たら前に何人か入って、中団になるかなと思っていました。結果としては2番手で、取れた位置から仕掛けようと考えていました。

Q:途中4番手に下げて、改めて仕掛ける形。落ち着いたレースでした。

これまでは333mバンクでの競走訓練はうまくいかないことが多く、打鐘で前に出られるか外に浮くかどちらか、という感じでした。直前の競走訓練でもうまくいかなくて……ガールズのレースをたくさん見てどう走るのか考えて、それを体現できたのかなと思います。

Q:ご自身のメンタル面はどのように評価していますか?

元々はめちゃめちゃ打たれ弱い、繊細なタイプだと思います。ボート競技を辞めて「弱い自分を受け入れる」ということができたのが、一番大きなことだったなと思っています。そこから前に進めています。弱い自分もいるけど、強い自分もいる、という感覚です。

Q:デビュー後にはさまざまな称号がついて回ると思います。

新人でもありますし、意識はされると思います。でも自分のレースができるよう、守りに入らず攻めるレースができるようにしたいです。

女子2位:伊藤優里

Q:決勝レースはどのようにしようと考えていましたか?

先行するつもりでいました。在校順位が5位で、卒業記念レースは2位。その点で言えば良かったと思うんですが、位置取りが良かっただけでした。自分の力でレースができたわけではないので、もう一歩上に行けるように頑張りたいです。

Q:師匠が浅井康太選手ですが、どのように師弟関係を結びましたか?

KEIRINグランプリの舞台で活躍されている方で、自分もそこを目指したいと思って弟子入りしました。特に繋がりがあったわけではなかったです。

Q:過去には空手や水泳を経験されています。

空手は兄の影響で初めて、水泳は自転車で使う肺活量などを鍛えるために始めました。自転車をスタートしたのは小学校4、5年生くらいからで、競輪場で見たレースに感動したことがきっかけです。「こんなところで活躍する人がいるんだ、ここで自分も輝きたい」と思いました。

Q:尊敬する選手として高木真備さんや小林優香選手を挙げていますが、どのような選手になりたいですか?

先行して逃げ切る選手になりたいと思っています。

女子3位:髙木萌那

Q:どのようなレースをしようと考えていましたか?

前で動く人たちが多かったので、そこよりも前に出ることを考えていました。

Q:勝負どころでは少し後ろに位置してしまっていたかと思います。

自分が先に仕掛けていなかったのが悪かったです。反省点がすごく多い、今後へ活かせるレースだったと思います。しっかり改善して、デビュー後に新しい姿を見せられるよう、がんばりたいです。

Q:野球から競輪への転身。デビューを楽しみにされている印象を受けます。

今日のレースでも本番になると硬くなる、という部分がありました。もっと練習して自信をつけて思い切りの良いレースができるようになりたいと思っています。デビュー後は今日のような内に包まれるレースをせず、レースを展開していこうと思います。応援のほどよろしくお願いします。

候補生たちは明後日、3月8日(金)に卒業式を迎える。

写真ギャラリーを見る」より記事中に掲載していない写真もご覧いただけます。その他のレースの写真はこちら▼

【フォトレポート】候補生たちの巣立ちの刻「日本競輪選手養成所 第125回・126回生卒業記念レース」