日本唯一の競輪選手養成機関「日本競輪選手養成所」にて、2024年2月19日(月)から20日(火)にかけ。第2回トーナメント競走が実施された。

第2回トーナメント競走

今春に卒業を控えた第125・126回生のトップとなったのは、男子(125回生)は山崎歩夢、女子(126回生)は仲澤春香。なお仲澤は第1回から連続してのトーナメント競走優勝となる。

日本競輪選手養成所 第1回トーナメント競走を制したのは森田一郎&仲澤春香 ジャパントラックカップにも出場/第125・126回生

山崎歩夢コメント

山崎歩夢, 第3回記録会, 日本競輪選手養成所 第125・126回生

ゴールした瞬間に大きな歓声を貰いとても嬉しかったです。完全優勝とはなりませんでしたが、この2日間で「勝ち上がる意味」を学べました。

今回のトーナメント競走では展開にもかなり恵まれたと感じています。決勝ラスト1 周半からは一瞬の隙も逃さないという意識で、スピードに乗っていた先行の阿部候補生を上手く捉え、捲ることができました。卒業記念レースでは先行して優勝したいです。

優勝 山崎歩夢
2位 阿部英斗
3位 森田一郎

仲澤春香コメント

仲澤春香, 第3回記録会, 日本競輪選手養成所 第125・126回生

2日間今の力を全て出し切り、納得できる走りができました。集中するために優勝は意識しないようにしていましたが、結果として完全優勝できたことはとても嬉しいです。決勝には日頃の競走訓練で強いメンバーが揃ったので、展開にしっかりと付いていけるよう心掛けました。

自分が仕掛けたのは2周回目で、タイミングとしてはとても早い段階。正直、仕掛けてからゴールまで距離もまだありましたし、怖さもありました。それでも優勝という結果で良かったです。卒業記念レースも頑張ります。

優勝 仲澤春香
2位 髙木萌那
3位 中島瞳

瀧澤正光所長コメント

瀧澤正光, 日本競輪選手養成所, JKA250, 第125・126回生入所式

男女共に完成期のトーナメント競走に相応しい内容で、非常に好感が持てたと同時に、将来への期待が膨らみました。特に、優勝した男子・山崎選手候補生、女子・仲澤選手候補生の走りは日頃の訓練成果を遺憾なく発揮し、力強い見事な優勝だったと思います。

今後も更なる精進を重ね、競輪界を代表する選手に成長することを祈念してやみません。

3月には卒業記念レース実施

養成所では、今後3月5日(火)、6日(水)に卒業記念レース、8日(金)に卒業式が予定されている。

「日本競輪選手養成所」卒業記念レース、2023年度は有観客で実施

アジア選手権にも出場中

なお競輪選手養成所に在所中で、ゴールデンキャップも獲得している中石湊が現在アジア選手権に出場、初日のチームスプリントで金メダルを獲得している。

アジア選手権は2月26日まで実施。こちらもご注目を。

5連覇達成 急造トリオ(小原・山﨑・中石)が活躍し金メダル獲得 男子チームスプリント/アジア選手権トラック2024