2023年11月26日に終了した『競輪祭(G1)』。このレースは8月にオールスター競輪ですでにG1タイトルを持っていた眞杉匠が制したが、この結果によって「首の皮がつながった」のが新山響平だ。
今回の競輪祭では決勝進出がならなかった新山は、決勝戦直前の時点で「賞金ランキング9位」。
自分より順位が上の選手が競輪祭で優勝すればKEIRINグランプリ2023出場、自分より順位が下の選手が優勝すればグランプリを逃すという「ボーダー」の位置にいる選手だった。
競輪祭5日目終了時 選考用賞金獲得額
順位 | 選手名 | 賞金獲得額 |
1 | ★★★古性優作 | 220,948,500 |
2 | ★山口拳矢 | 133,278,200 |
3 | 佐藤慎太郎 | 131,294,000 |
4 | ★◯眞杉匠 | 111,500,800 |
5 | ◯松浦悠士 | 98,606,700 |
6 | 清水裕友 | 90,655,400 |
7 | ◯深谷知広 | 86,279,000 |
8 | ◯脇本雄太 | 84,657,700 |
9 | 新山響平 | 79,626,000 |
10 | 新田祐大 | 68,890,700 |
★=G1タイトル獲得済み
◯=競輪祭決勝戦出場メンバー
新山は決勝レース終了後、報道向けにコメントを公開。ここではそれをご紹介する。
新山響平コメント
新幹線の中で、リアルタイムで携帯で見ていました。
他力というか、人の結果で(グランプリに)出られることが決まったのは少し情けない感じがありますが、決まったことは嬉しいです。
ホッとしたけど、すぐに気持ちを入れなきゃいけないなと感じています。
グランプリは獲りにいくレースをしたいです。昨日の夜(決勝戦の前日)にヒゲを剃りました(別にグランプリ争いが終わったからというわけではないです)。
2023年は「憧れの選手は新山」と語る若手の声をよく聞く年だった。年末の大一番で、夢みる若手たちに「獲るレース」を見せることができるか。KEIRINグランプリ2023は12月30日に実施される。