優勝:眞杉匠
Q:今年2つ目のG1タイトル獲得です。
本当に自分でもびっくりです。単騎は好きなので、単騎で優勝できたことは嬉しいです。
Q:4日目のダイヤモンドレースでは単騎で苦い思いもしました。
ダイヤモンドでダメダメだったので、あそこで経験しておいて良かったです。
Q:決勝はどのような作戦でしたか?
松井さん・深谷さんが以前にこういう先行の仕方をしていた記憶があります。なので信じてその後ろをついていました。仕掛けていって残り1周半ではあまり来る様子がなく、ホーム過ぎ(残り1周)で来たことがわかりました。直線で1車追い上げようと思って、理想的な展開になりました。
Q:ゴール後はガッツポーズも出ました。
めちゃめちゃ嬉しかったです。
Q:オールスターはラインの力による優勝でもありました。今回は単騎、自分の力での優勝です。
オールスターの時はすごく緊張していましたが、今回は「考えてもなるようにしかならない」という気持ちでした。良い意味で気楽に走れたことが結果につながったと思います。ダイヤモンドみたいに「単騎になったらダメダメ」というわけでなく、ちゃんと考えて走ることができました。収穫にもなったし、結果もついてきた。2024年に向けて自信を持って赤パンを履けると思います。
前検日のインタビューで「今年のベストレースは?」と聞かれた際、思いつかなかったんです。オールスターも番手で優勝だし、記念も番手からだった。この決勝戦が今年のベストレースになったなと思います。
Q:グランプリも単騎戦となりそうです。
そうですね。すごく良い流れで挑めると思います。でも脚力差はまだまだあると思うので、1年で赤パンを脱ぐことにならないよう、しっかり練習しなくてはと思います。何年も履き続けて、定着できるように頑張ります。
2着:松井宏佑
悔しいです。
あまり早く行ってもみんなを引き連れて行くことになると思っていたので、眞杉選手が見えてから、引きつけるような感じで踏み始めました。深谷さんがどの展開でも先行すると言ってくれたので、自分はしっかり追走し、勝負しようと思っていました。でもダメでしたね。早めに来たら牽制して、ちょっとでもラインとして有利にしたいと考えてたんですが……
自分の持つ力を出し切れたとは思います。自分の成長を感じる開催でした。来年こそは僕がタイトルを獲れるよう、しっかり練習していきます。眞杉は同期なので……悔しいです。
3着:松浦悠士
海也がもうちょっと自信を持って行けたら良かったんじゃないかな。ホーム1コーナーから行けば、海也の脚なら十分勝負できたと思います。
4着:太田海也
作戦通りの位置を取れていました。あとは自分の踏み出すタイミングの遅さです。もうワンテンポ早ければラインとして機能したのかなと思います。もっともっと経験が必要だと感じました。しっかり勉強していきたいなと思います。
5着:北津留翼
一発に賭けてたのが……被っちゃったのがいけなかったですね。また来年、今度は園田(匠)さんと一緒に頑張ります。自分としては最大パワーを上げていきたいと思います。
8着:脇本雄太
深谷くんの動向が気になっていました。中団にこだわるかなと思っていたんですが、深谷くんがあっさり引いたのを見て、彼のやりたいことは察知したつもりです。
自分の反応が悪かったのもあると思いますし、僕自身のスタイルの変化、「ただ黙って見ているだけでは勝てない」という意識もあり、しっかりレースの組み立てをやろうと考えていました。早めに行かないと勝負権がなかったのでダメ元でいきました。
自分としては(落車から)早めに戻って来れた方だと思います。次につながるレースがしたいと思っていて、結果はともあれ、そこは達成できたかなと思います。別府記念は走らず、しっかり調整してグランプリへ臨みます。
9着:深谷知広
抵抗なく前に出られたので、そこからは自分のペースで行きました。この1年、前に助けられてここまで上がってきてますので、自分が前の時は同じような気持ちで走っていました。自分のやれることはやれていたし、ラインとしてもうちょっと強くなれば勝てると思う。頑張ります。
(久しぶりのKEIRINグランプリは)しっかり気を引き締めて頑張ります。ひとりになるとは思うので、そこも踏まえて準備をしていきます。
KEIRINグランプリ2023の出場選手が決定
この結果をもって年末の大一番・KEIRINグランプリ2023の出場選手が決定となった。2023年のグランドフィナーレとなるレースは12月30日(土)に行われる。