2023年11月21日からスタートする『競輪祭（G1）』および『競輪祭女子王座戦（G1）』。初開催となるこのガールズG1にて、年末の『ガールズグランプリ2023』出場選手が決定される。
この記事では前検日に行われた共同インタビューでのコメントをお伝えする。
初日9R1番車：山原さくら
Q：今日も桑原さんと一緒ですね。
これ正装なので（笑）！毎開催着てます。
Q：2023年を振り返っていかがですか？
前半は苦労した部分があってキツかったですが、中盤から持ち直し、自分のレースができるようになりました。結果もついてきてくれたので、充実したレースが多かったかなと思います。
Q：直近はどのように過ごされましたか？
変わらず、いつも通りの練習をしてきました。優勝を目指してやってきました。
Q：小倉のイメージは？
まくりが効きにくいイメージです。走らせてもらう機会が多いので、走り方というか、バンクの特性はわかってると思います。自分の長所を活かして走りたいと思います。初日レースは自力で。
初日9R2番車：梅川風子
Q：ジャパントラックカップの感想を聞かせてください。
調子を崩してしまっており、思うようにいかなかったと思います。自転車が進まない感じでした。でも事前のトレーニングはしっかりできています。これは来年のネーションズカップに向けてのものです。
Q：そこから中1日で前検日です。
疲れは正直ありますし、体調も良くないです。
Q：競輪のフレームには前回の開催以降乗っていない？
はい。全然乗れていないし、今日も体調が良くないのでこのあと乗ることもできなさそうです。
Q：小倉のイメージはいかがですか？
大会自体の印象は悪くありません。でも今回に関しては体調も良くないし、貪欲にいくというよりはチャンスを狙ってベストを尽くす走りをしたいです。初日は流れを見て走ります。
初日9R3番車：尾方真生
Q：賞金ランキング3位、優位な位置です。
毎年7番手ギリギリで競輪祭に入って、ドキドキしながら迎えていました。今年はちょっと余裕を持って入れる分、しっかり練習して調子も普段通りに戻って迎えられました。
Q：直近の過ごし方を教えてください。
静岡・川崎を全く力の入らない状態で迎えてたんですが、帰って師匠にセッティングを見てもらい、だいぶ良くなりました。タイムも夏の暖かい時期と同じくらい出せるようになりました。
Q：小倉はルーキーシリーズ初め何度も走られているバンクです。
自分にとっては、思い切り走ったほうが結果を残せるバンクだと思います。思い切り走れたらと思います。普段通りの練習をしてきたし、今のところ緊張もしていません。初日は自力で走ります。
初日10R1番車：柳原真緒
Q：女王として迎えた2023年、ここまで振り返っていかがですか？
前半はすごく良かったんですが、後半戦は体調を崩して以来、気持ちと体がしっかり戻ってこない感じがありました。
Q：直前の地元戦は準優勝でした。
福井ではセッティングと車輪を変えてみました。感じは良かったんですが、着が伴わなかったイメージです。直近はいつも通り室内とウェイトで練習してきました。自転車は福井からそのままです。
Q：賞金ランキングは現在8位です。
今回獲るしかないので、そこだけ狙っています。小倉のイメージは悪くないんですが、児玉さん相手に勝ちきれていないので、そこを払拭していかなければなりません。初日は自力自在で走ります。
初日10R2番車：久米詩
Q：賞金ランキング1位で競輪祭を迎えました。今年を振り返っていかがですか？
去年に比べて大きなレースを獲れたりして、上出来かなと思います。その中でも課題はもろもろあり、そういうものを見つけられもしました。
Q：ナショナルチームとの練習もしているかと思いますが、昨年と比べて一番大きな違い、好成績の要因はなんだと考えていますか？
練習だけでなく、セッティングや気持ちの面などいろんな角度から見つめ直し、伸びしろを見つけた感じです。
Q：ジャパントラックカップにも出場されたと思います。
前回の青森開催の後はジャパントラックカップと競輪祭だけ、という状況。しっかり練習に集中してきました。ジャパントラックカップに関しては早いタイミングで敗退しているのもあり、レース数はそこまで多くありません。他のメンバーよりは疲労が溜まっていないと思います。
Q：グランプリ初出場がほぼ確実です。
今回、気持ち的にはすごく楽。そんな中でも自分らしいレースができればと思っています。初日は自力基本で頑張ります。
初日10R3番車：太田りゆ
Q：直前の競技大会、ジャパントラックカップについて聞かせてください。
オールガールズクラシック以降は少し追い込んだ練習をしていました。オリンピックに向けたウェイトやフィジカルの強化を中心として、ジャパントラックカップや競輪祭に合わせたトレーニングをしていたわけではありませんでしたが調子は悪くないと思います。
ジャパントラックカップは3日間で16本走り、最終日のケイリンは優勝、そのほかは2位の結果でした。疲れた感覚がある中、16本すべてでもがくことができたことで「底力が強化されたこと」を感じました。
Q：中1日だったかと思いますが。
大会が一昨日に終わって、昨日新幹線でゆっくり移動してきて、ご飯も早めに食べ、ホテルには19時前についてゆっくりしてました。昨日よりは今日の方が元気になってます。
Q：小倉のイメージは？
競輪祭でしか走ってないので、いつも強烈なメンバーとのレースです。優勝こそないですが、予選や決勝を含めると良いレースを走っているかなと思います。
Q：初開催の女子王座戦です。
グランプリ出場をかけた最後のチャンスですので、優勝したい気持ちが強いです。
Q：初日の戦い方を教えてください。
自分のタイミングで自力で発進します。
初日11R1番車：児玉碧衣
Q：2023年を振り返っていかがですか？
初めて骨を折ったところからのスタート。その時は辛かったですが、治ってからは1着も多く獲れました。パールカップまでは賞金ランキング20位とかで、厳しい位置でしたが、パールカップでガールズグランプリ出場を決められて「頑張ってるな」と思います。
Q：早いうちにグランプリ出場を決めたことで、心に余裕を持って過ごせましたか？
そうですね。これまでは賞金が足りなかった時はたくさん走ったりしてましたが、最初に獲ってしまえば追い込まれることは無くなったし、「絶対勝たなきゃ」というプレッシャーもない。1戦1戦リラックスして走れてると思います。
Q：前回は欠場してますが。
腰痛で欠場しました。長く休めたことで、今は全然大丈夫です。
Q：1ヶ月以上空いてしまうことにもなりました。
練習では腰を痛める前のタイムには戻っています。レース脚がどれくらいなのかは、走ってみないとわからないですね。たくさん声援をもらえると思うし、1着で勝ち上がって準決勝に乗りたいと思っているので、気持ちでカバーできればと思います。体調面は問題ありません。
Q：レースに対する意気込みを聞かせてください。
初日からかなり厳しいレースになると思います。でもそこにやりがいを感じるし、走っていてすごく楽しくもあります。緊張するとは思いますが、楽しんで1着を狙って、優勝して帰りたいです。
初日は自分の力を出し切るレースを心がけたいと思います。
初日11R2番車：坂口楓華
Q：最近登録地を愛知に移されました。
4年も住んでて、家族も全員愛知にいるという理由で登録地を移したので、生活面は特に変わりません。
Q：移籍後の初戦が新しい地元の豊橋、完全優勝でした。
すごく緊張してましたが、家族や知人、愛知の先輩も見にきてくれました。そんな中でしっかり勝てたので、特別な思いはありました。思い入れのある場所ですし、すごく感謝してますし、それを伝える良い機会をいただけたと思います。ここにも良い形で繋がりました。
最初に豊橋に来た時、ガールズの選手がすごく多くて。私は基本1人で練習していたので、それがすごく刺激になりました。男子の選手も一緒に練習してくれて、アドバイスもくださります。豊橋の選手も名古屋の選手も、家族のような存在。だからこそ勝ちたい気持ちの強い開催でした。
Q：そこからの体調などは？
前回のG1で崩してしまったのを戻し切りました。体調を崩さないようしっかり注意しながら家で練習してきました。
Q：賞金ランキングとしては現在6位ですが、G1タイトルを獲得している佐藤水菜選手を含めると7番手となります。
やっぱり意識はしてます。僅差なので、まずは決勝に行き、3着以内に入ること。高い目標ではありますがここまでお世話になった分、1年間の頑張りを出せたらと思います。
Q：小倉のイメージは？
風がないので逆に難しいですね（笑）初日は自力で走ります。
初日11R3番車：石井寛子
Q：2023年を振り返っていかがですか？
年にひとつビッグレースを獲るという目標があるんですが、今年は異例でG1とコレクションが同じ開催内のこともありました。ただ同じ人がコレクションを2つ獲ったこともあり、どうにか今の位置（賞金ランキング）にはいるので……1年間を通してなら、上位にいられたのかなと思います。
Q：直近の状態面はいかがですか？
いつも通りです。問題なく過ごせました。
Q：競輪祭女子王座戦にかける思いは？
絶対グランプリに出場したいと思っています。最後は気持ちだと思って入っています。
Q：小倉のイメージは？
昨年の競輪祭ぶりですが、寒さも風も関係ないので、位置取りですね。走りやすいバンクではあります。着順まで気にしてしまうと走れなくなってしまうので、とにかく決勝を目指します。初日は自在に戦います。
初日12R2番車：佐藤水菜
Q：すでにガールズグランプリ2023の権利を獲得しています。
グランプリの前にしっかり練習ができるので、去年よりは良い状態で迎えられるんじゃないかと思っています。
Q：直近ではジャパントラックカップに出場。200mFTTの日本記録も更新しました。
練習のタイムも悪く、状態も悪い中で走ってみたら意外と走れました。そこで自己ベストを更新できたことはこれからに向けてプラスでしたし、今後の大会に向けた戦略会議もでき、良い大会でした。
Q：中1日で疲れもあるかと思いますが、コンディションは？
良くはないですが、先日のジャパントラックカップでも同じように疲れた状態で自己ベストを更新しましたし、コーチから「脚はすごく良い」と言われています。その言葉を信じて頑張りたいです。
Q：小倉のイメージは？
お客さんの声援が直に届くので、そこがとても楽しみです。
Q：競輪祭はどのような位置付けですか？
前回の松戸で優勝したことで「勝たなきゃいけない大会」ではなくなりました。今回は挑戦するレースだなと思っています。初日レースは自力の選手、自在が上手な選手が揃っているので、自分のタイミングを見ていけるところから行けたらと思います。流れを見て。
初日12R3番車：吉川美穂
Q：2023年のここまでを簡単に振り返っていただけますか？
今年特別に調子が良かったわけではないんですが、サマーナイトフェスティバルとオールガールズクラシックで決勝2着に乗れたことが大きな1年だったなと思います。ただほとんどついていった結果なので、自分への自信というわけでは……展開が良かった、運が良かったなと思います。
Q：ガールズグランプリ2023も見える位置に来ています。
意識はしてますし、グランプリに出たいという気持ちで、今回も精一杯の走りをしたいと思います。
Q：決勝4着の弥彦から中4日となりますが、どのように過ごしましたか？
弥彦で体調を崩してしまって、回復してきたのは本当にここに来る直前。練習はできていないんですが、体は休まっていると思います。
Q：小倉のイメージは？
前回はそれなりに走れましたが、どうしても去年（2022）の競輪祭のイメージが強いです。「全然走れやんかった」というイメージを払拭できるよう頑張ります。
Q：初日の戦い方を教えてください。
自力自在、やれることはなんでもやりたいと思います。
初日12R4番車：小林莉子
Q：賞金ランキング7位という痺れる位置で競輪祭を迎えました。今年を振り返っていかがですか？
悪くない1年の始まりだったと思いますが、落車や怪我が後半に響いた気はします。
Q：直近の感触は？
脚の調子が上がっているわけではなかったんですが、伊東開催の前に「ここで優勝しなければグランプリはない」と決まったことで、良い意味で吹っ切れてのびのびと走れたのかなと思います。直前は普段と変わらず、あんまりバタバタせずにゆっくり走りました。
Q：やはりここでの優勝は狙っていますよね？
そうですね。でも斡旋が詰まっていたので、思ったような練習、追い込めるような練習ができたわけではありません。でも状態は悪くないので頑張りたいです。
Q：立川でグランプリに出たことは、まだない？
そうですね、補欠ではよく行くんですけど（笑）今年は走りたいですね。初日はスタイルを変えず、自在でいきたいと思います。
