2023年8月15日からスタートする『オールスター競輪(G1)』。6日間にわたって実施されるナイターレースで、ファン投票で上位になった選手たちが出走するレースだ。

14日、前検日を迎えた西武園競輪場に出場選手たちが集まった。

昨年のオールスターも西武競輪場で実施されたが、昨年は台風の影響で1日順延となっている。今年もまた台風7号が近づきつつある中で前検日を迎えた。

埼玉は台風の進路上には当たらないものの、台風に影響を受けた雨雲のせいで土砂降りと蝉時雨が交互にやってくる……という読めない天気の中、前検日の共同インタビューが実施された。

ナショナルチームメンバー

今回の出場者には11日に帰国したばかりのトラックナショナルチーム 世界選手権出場メンバーも含まれている。G1レース初参加となる中野慎詞・太田海也を含む選手たちのコメントをまずご紹介しよう。

初日 4R9番車:小原佑太

世界選手権から、金曜日の夜に帰ってきました。時差はけっこうキツいですね。でも去年も(直後の寬仁親王牌に)中1日で入っているので、去年(2022)と比べたらだいぶ楽ですね。1kmTTも走っていませんし。競輪は久々ですが、それもまたいつも通りです。緊張してもあまり良い走りはできないとわかっているので、気楽にいきます。初日は自力で走ります。

世界選手権はあまり良い成績ではありませんでした。悔しい部分はありますが、予選を4位通過できたところは良かったと思います。次はメダルを獲れるように頑張っていきます。

チームスプリントが終わると出場種目はなかったので、現地で練習もしてました。今開催に向けて調整しつつ、やっています。

今後の更なる伸びに期待の6位 男子チームスプリント/2023世界選手権・グラスゴー大会

初日 5R5番車:寺崎浩平

初日で走りたいと思ってたので、この組み合わせになって良かったです。自力で走ります。西武園競輪場については、去年(2022)走った時もまくりがとても良かった覚えがあります。逃げも出てるんで、相性的には良いバンクなのかなと感じます。

去年決勝に進んでいるので、今年もしっかり決勝に行かないと……今年は全然本数が走れていないので。要所要所で勝ち上がれたら、と思います。

2日目 2R6番車:中野慎詞

Q:世界選手権ケイリン銅メダル、おめでとうございます。

ありがとうございます。パリオリンピック前最後の世界選手権で、去年の世界選手権は落車直後で出場もできなくて、ここで成績を残してアピールしないと後がない状況でした。結果を残せて良かったです。やっと成績が出てきたかなという感じです。

「疲れた~!」初出場の中野慎詞が銅メダル獲得 男子ケイリン/2023世界選手権・グラスゴー大会

Q:久々の日本の競輪です。

11日(金)の夜に帰国したんですが、12日の朝に軽く練習して、疲労もあったので昨日はオフを取って、ケアに専念しました。

今回は2日目からのレースなので、初日を使って疲労を抜くことができると思います。あと時差ボケも調整できますし、プラスに捉えていきます。番組的には単騎戦になると思いますが、単騎も初めてのことなので、先輩にアドバイスをもらいながら考えたいと思います。思い切ったレースをしていきたいと思っています。

Q:西武園でのレースは初でしょうか?

レースとしては初ですが、大学の寮がこの近くだったんです。なので練習では走らせてもらったことがあります。とはいえ結構前のことなので、指定練習で乗れたらいいなと思っています。

2日目 3R5番車:太田海也

Q:時差ボケはどうですか?

すごく早く目が覚めてしまいます。ナイターなので、ちょうど眠たい時間に走ることになりそうです。

Q:6日間と長丁場のレースとなりますが。

体力は問題ないので、集中力を切らさないよう、1本1本走っていこうと思います。

※山﨑賢人も本開催に出走するが(初日 6R5番車)、タイミングがあわずインタビューを実施できなかった

次ページからは初日に実施されるドリームレース、2日目に実施されるオリオン賞レース出場者のコメントをお届けする。

ドリームレース・オリオン賞レース

1/2 Page