新田祐大グランドスラム達成 JKA表彰式

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新田祐大「気持ち的にも苦しい中でのグランドスラム達成」

Q:グランドスラムを達成し、今回の表彰が実施されました。喜びの声を聞かせてください。

本日はJKAの本部、品川にて表彰をしていただきました。笹部会長を初めとして、JKA職員の皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

品川駅のコンコースでは競技や競輪の映像を流していただき、選手として戦うにあたってとても気持ちを高めていただいてました。そうしたことがこの表彰式までつながったと思います。

Q:グランドスラムを達成して、ここまでを振り返るとどのような感想ですか?

過去にグランドスラムを達成した御三方は、獲得時の年齢が比較的若いです。メディアの方々も「勢いのあるうちに獲得してる人が多い」とよくおっしゃいます。でも僕は高い年齢になっていて、それで獲れることはすごいことだといろんな方におっしゃっていただきました。

僕自身、オリンピックに向けて調子を上げている途中でグランドスラムを獲れるのかな、と考えていました。しかしオリンピックに向けた海外大会やトレーニングの都合上(残り1つのグランドスラムである)寬仁親王牌になかなか出場できず、オリンピックが終わってから腰を据えて目指すこととなりました。

ですがちょうど1年前(2022年5月)に怪我をしてしまいました。選手として走ることがままならず、G1での活躍も肉体的には諦める時が来てしまったのか……と感じるほどでした。

新田祐大, 表彰式, 寬仁親王牌, 前橋競輪場

そこからのグランドスラム達成でしたから、気持ち的にも苦しい中で獲得できたことは今後の選手人生においての励みになりますし、もっと頑張らなきゃいけないと奮起させられました。

Q:今後の抱負、意気込みをお願いします。

皆さんにもよく言われますが、年末のKEIRINグランプリだけが獲得できてないビッグレースです。去年(2022)などもとても期待をかけていただきましたし、注目される選手としての責任を背負いながら日々のレースを頑張っていきたいと思っています。

年末のグランプリも合わせたグランドスラムはまだ誰も達成していませんので、そこを目指して頑張っていきたいです。またその結果を新たな形でご報告できるよう、励んでいきたいと思います。