レースレポート

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優勝 松浦悠士選手インタビュー

Q:優勝おめでとうございます。

ありがとうございます。

Q:優勝後、ガッズポーズするように観客の方に手をあげていました。

1,2月は優勝できていませんでしたし、2022年のサマーナイトフェスティバル以来の優勝でしたので、嬉しさはかなりありました。

Q:2023年は決勝進出も1度だけで、1月には欠場もありました。かなり難しい期間が続いていたと思います。

今開催で結果を出さなければいけないと考えていました。最低でも2着以内に入らないと、今シーズンを戦えないとも思っていました。結果が出て嬉しいです。

Q:徐々に調子を上げて、今場所に入ってこられたイメージでしょうか?

2月の全日本選抜競輪(G1)からずっと良い感覚でした。あとは前場所の松山開催から迷いがなくなり、ふっ切れたことが大きかったと思います。

Q:ウィナーズカップでは5年連続の出場で、2度目の優勝となります。相性の良い大会なのでしょうか?

そうですね。「なんとかなるかな」という感覚はありましたね。

Q:レース序盤では近畿ラインの後ろでレースを展開していました。狙いを教えてください。

脇本さんが出るなら3番手で、出ないなら2番手で、どちらでも良いかなと思っていました。

Q:その後新山選手が先行して、北日本ラインのペースになると思ったのですが、どのようにレースを見ていましたか?

押さえ先行ではなく、かまし先行でした。嘉永くんも脚を使っていますし、古性くんも残り1周で必ず仕掛けてくると思ったいたので、そこでスピードをもらってから、内と外のどちらで仕掛けるかを見計らっていました。

Q:古性選手の動きも予想通りだったのでしょうか。

だいたい予想通りの展開でした。8番手にはなりましたが、落ち着いて走ることができました。

Q:残り半周付近で古性選手を追い抜こうとする中、落車も発生していました。あの瞬間ではどのように判断していましたか?

はっきり誰が落車したかもわかりませんでしたが、自分が巻き込まれないことだけを意識していました。脇本さんが外側に回っていましたが、外側は危ないので内側しかないと思いました。あの辺の判断は瞬時にできたと思います。

Q:3着だった準決勝でも落車がありました。松浦選手の判断力が活きた開催だと思います。

準決勝では郡司(浩平)くんのブロックのおかげで、落車を回避できました。救われた命だと思い、運がある中での決勝進出だと、走る前に思いましたね。

Q:2023年初優勝となり、賞金も獲得しました。

タイトルを獲れたことがまず何よりでした。去年も一昨年もG3記念開催でしっかり賞金を積み上げてこれたので、今年もしっかり積み重ねていきたいです。

Q:今回は前2開催で優勝している清水裕友選手がいない中でのレースとなりました。松浦選手は清水選手と今まで連携していましたが、今開催では違った走り方ができたのではないかと思います。

清水裕友, ウィナーズカップ, 宇都宮競輪場

2022年、2021年のウィナーズカップの覇者 清水裕友

今年のレースに関しては、また新鮮な気持ちで裕友と連携できています。自分もまだまだ頑張らなくては、と連携していて思いました。

今年は裕友が自力に対する思いを強く持っているので、自分ももっと戦えるようになりたいと思いました。裕友とはしっかり話し合いながら、自分も考えさせられた事がありました。

Q:食事制限をして体重を落とされたと仰っていました。

食事に関しても今までしっかり管理できていると思っていましたが、やるなら無駄なものは一切取らないようにと思いました。実行してすぐに結果が出たので、これからも続けられそうです(笑)

Q:今回の優勝で今シーズンを戦い抜く道筋が見えたのではないでしょうか?

はい。ウィナーズカップで今年1年間を戦い抜く手応えを掴みたいと思っていました。しっかりその手応えを感じ取れました。

自力で走った訳ではないですが、要所の判断や最後脇本さんに打ち勝てたところが、今後も戦える自信となりました。

しっかり自力でも戦えるように、レースの組み立ても考えながら今年1年を走っていきたいです。

Q:最後に今後のG1レースやKEIRINグランプリ2023への意気込みを聞かせてください。

今回はG2開催で若手選手も多い中でのレースでしたが、G1開催の常連メンバーのなかで戦えるかどうかが今後のテーマになってきます。去年のグランプリで採った作戦は今年のグランプリでは厳しいと思うので、他の戦法でも戦えるようにしっかり脚をつけていきたいと思います。

ガールズケイリンコレクションは佐藤水菜が優勝

松浦悠士の優勝で締めくくられた『第7回ウィナーズカップ(G2)』。本開催の第9Rでは、単発レースの『ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ』も実施され、ナショナルチームの佐藤水菜が制した。

本レースのレースレポートもあわせてご覧いただきたい。

エジプト帰りの佐藤水菜が『ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ』を制す/『第7回ウィナーズカップ(G2)』別府競輪場 3月21日

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